2017年2月20日月曜日
白山美川ふくさげ祭りと奇跡の珍味・フグの卵巣の糠漬
「白山美川ふくさげ祭り」のPRが、金沢市の北陸銀行犀川支店で開催されています。
当支店では、2017年3月18日・19日に開催される「第6回白山美川ふくさげ祭り」を盛り上げるために、フグやえびす様などの人形のつるし飾りを13点展示しました。
この展示は、2017年2月28日まで行われる予定です。
これらの写真には、様々な着物のハギレで作られた人形が、つるされている姿が見られます。
また、それぞれの人形には「ふくさげ祭り」の言葉の由来に関係があります。
まず「ふく」の由来から。
「ふく」は、魚のフグに由来します。
フグは、フク(福)とも呼ばれ、幸福を意味する言葉です。
次に「さげ」は、魚のサケに関係しています。
美川町は、手取川河口地域にあります。
この手取川は、鮭が帰ってくる遡上南限の川です。
そのサケの人形には、子供達が元気に育ちますようにとの願いが込められています。
そして「祭り」の由来です。
白山市美川町には「おかえり祭」というお祭りがあります。
「おかえり祭」とは、祭りの参加者が蒔絵や漆絵の描かれた13台の台車(だいぐるま)を引き、紋付き袴姿の若衆が勇壮にラッパを吹くというお祭りです。
また、この台車と悪魔祓いの獅子の先導で、鮮やかな金色の神輿が、町内を練り歩きます。
つるし飾りに付けられている若衆を形どった人形は「おかえり太郎」と名付けられた独自のキャラクターです。
また祭りの会場では、美川町の特産品が販売されています。
そこでは、様々なものが売られています。
ここで特筆すべきものに「フグの卵巣の糠漬(ぬかづけ)」と「粕漬(かすづけ)」があります。
一般的にフグの卵巣には、テトロドトキシンという猛毒が多く含まれています。
しかし、その卵巣を2年以上にもわたって塩漬けし、さらに糠漬けあるいは粕漬けすることで毒素が抜けて、何と!!食べられるようになるのです☆
しかし、毒素が抜ける理由は、まだはっきりとは解明されていません。
そのため卵巣の糠漬けを食品として製造できるのは、日本全国で石川県白山市美川地区と金沢市金石(かないわ)地区・大野地区だけです。
これは、古くからの伝統文化であることが認められて、特別許可を得ているため可能となっています。
その味は、濃厚で塩気が強いのが特徴です。
また、日本酒の肴としても抜群で、お茶漬やフグの子パスタなどの食べ方もあります。
石川県には、面白いお祭りや美味しいものが、いっぱいあります。
あんたも金沢にいらっしきまっし♫
今回の担当は達じいでした。
あんやと(*´▽`*)。
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