先日のブログで
アイス大好き金沢人、超人気金箔ソフトも!で、金沢人のアイス愛をご紹介しました。
そして、金沢人が好きなのは、アイスだけではありません。
私達は、一般的に甘くて美味しいものなら、何でも好きです。
ここにそれを示すデータがあります。
まず、菓子類全体の年間購入額が、99,255円で日本一です。
それを部門別に表わします。
ようかんやまんじゅう・もなかを除く他の和生菓子が、15,325円で第1位。
アイスクリーム・シャーベットが、10,301円でやはり第1位。
ケーキが、8,583円で第1位。
スナック菓子が、6,941円で第1位。
チョコレートが、6,543円で第1位。
なんと、甘いもの大好き選手権!?で5つの金メダルに輝いています。
※データは、総務省統計局の「家計調査(2人以上世帯)品目別都道府県長所在市および政令指定都市ランキング(2012年~2014年平均)」に基づいています。
そして意外なことに、和菓子でも洋菓子でも金沢人は、何でもOKです。
そのため、2月に入ってからのバレンタイン商戦では、女性の並々ならぬ熱気を感じます。
では、何故金沢人は、全国でも飛び抜けた
甘党になったのでしょう。
今回は、この謎に迫ります。
まず、その第1の理由として考えられるのは、茶の湯との深い関係性です。
江戸時代に加賀前田藩・三代藩主前田利常と五代藩主前田綱紀(兼六園を本格的に整備したお殿様)が、裏千家の当主・千宗室を手厚く保護し、茶の湯を推奨しました。
そして、その茶席の作法上、和菓子が必要でした。
そのため金沢に数多くの和菓子の名店が、生まれることになりました。
第2の理由は、金沢にお寺さんが多いことにあります。
金沢では本願寺門徒衆が、1488年6月9日加賀一向一揆を起こし、守護である富樫政親を滅ぼしました。
以後、1580年織田信長に平定されるまで、約100年もの間「百姓の持ちたる国」と呼ばれて、浄土真宗が盛んでした。
そして、加賀藩となってから武家の男性は、曹洞宗、女性は日蓮宗を信仰しました。
その影響でお寺さんが、金沢に多く存在します。
実際、金沢市内には寺町という地名があります。
また金沢には、月命日にお坊さんにお参りしてもらう習慣が、根強く残っています。
その月参りの際には、読経が終わると必ずと言っていい程、お坊さんにお茶と和菓子を出します。
そのためには、それぞれの家庭で、御用達の美味しい和菓子を確保しておくことが必要となりました。
第3の理由として、金沢では古くからの有名和菓子店が、戦後も変わることなく営業を続けられたことです。
ところで、あなたは「
日本三大銘菓」をご存知ですか。
それは、金沢「森八の長生殿」と長岡「大和屋の越乃雪」・松江「風流堂の山川」とされています。
あるいは「山川」を福岡「松屋菓子舗の鶏卵素麺」と入れ換える説もあります。
森八は、金沢でも最も古い老舗で、江戸時代から加賀藩御用達のお店として知られています。
この長生殿は、高級砂糖として有名な和三盆糖を使った落雁(らくがん)で、その味はさっぱりとした上品な甘さです。
ここであなたに質問です!
金沢土産として、何を買われますか??
金沢には美味しい物が、いっぱいあってすごく悩みますね。
それならばとりあえず、金沢駅構内の「
百番街・あんと」行ってみましょう♪
達じいの一番のお勧めは、ズバリ和菓子です。
しかし、そこには地元の和菓子屋さんだけで、31もの店舗があるそうです。
どうしよう。新幹線搭乗の時間が迫ります。
ここでお悩みのあなたのために
達じいが、大好きな和菓子を3つご紹介します!
(1)中田屋のきんつば
北海道産大納言小豆を艶やかでしっとりふっくらと炊き上げた餡。
そこに、さらりとした甘さを引き立てるため、加減よく塩を入れます。
その飴を透けるような薄焼の皮で包んだきんつばです。
このきんつばは、何個でも食べたくなるような上品な甘さがします。
そして包み紙には、創業者の中田憲龍氏に由来した龍の絵が、描かれています。
実のところ龍は、わたくし
達じいの
向かい干支であるため、お土産に特に「中田屋のきんつば」を重用しています♪
他にもうぐいす豆や毬栗(いがぐり)・さくらなどの味がありますが、初回購入は小豆だけが無難だと思います。
(2)諸江屋の塩どら焼
塩どら焼には、能登半島の先端の地・珠洲市(すずし)の揚浜式塩田で作られる天然塩が隠し味に使われています。
この天然塩は塩辛くなく、甘みと旨みを感じる程の大変美味しい塩です。
またどら焼の皮には、米粉が使われています。
そのため、さっぱりとした塩味と餅菓子のような食感、甘さを抑えた粒あんの上品などら焼です。
そして、このどら焼は丸い形ではなく、1袋に2個の半月型に分かれています。
そのため品良く食べられ、友達とシェアすることもできます。
(3)茶菓工房たろうのカカオチョコようかん
金沢でのようかんの消費量は、他の和菓子に押され気味で、あまり多くありません。
そんな事は百も承知で、敢然として挑む新鋭店が、たろうです。
たろうのようかんには、あずきやカカオチョコ・ピーナッツバター・ホワイトチョコ・こいちゃの5つの味があります。
この中でも特にお勧めなのが、カカオチョコ味です。
このようかんは、ようかんにしてチョコレート味という斬新さです。
そして、日本茶や珈琲・紅茶・ミルク等、何にでも合う生チョコのような味がします。
これは、バレンタインデーの義理チョコにも良いかと思われます。
これまで述べました様に金沢の和菓子は、長い歴史によって熟成されてきました。
そして、これこそが金沢の伝統文化となりました。
どうぞ、あなたも金沢の美味を堪能してみて下さい♪
今回の担当は
達じいでした。
あんやと(*´▽`*)。
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