華麗・豪華・格調高き「しいのき迎賓館」
それから私達・ハラペコ老夫婦は、金沢市中心市街地に急いで向かいました。
そこで辿り着いたのは、金沢市広坂の「しいのき迎賓館」(しいのきげいひんかん)でした。
しいのき迎賓館は、1924年(大正13年)に開設された旧石川県庁舎が、2010年(平成22年)4月に石川県政記念として設立されたものです。
そのレンガ造りの建物には、大正時代馨るモダンなデザインが、施されています。
これが、しいのき迎賓館正面玄関前景と側面から見た写真です。
そしてその玄関前には、仁王門の様に左右対称のシンボル「堂形のシイノキ」(どうけいのしいのき)が、鎮座しています。
このシイノキは、樹齢約300年で国指定天然記念物です。
ところでこの「堂形」とは、少し聞き慣れない言葉です。
この名の由来は、加賀藩時代、この地に京都の三十三間堂を模した「堂形の的場」(弓の練習場)や「堂形米蔵」(米の貯蔵所)が、置かれたことから名付けられたと伝わっているそうです。
では、建物内部に入ってみましょう。
こちらは、玄関から中に入るクラッシクなドアです。
そして、その左側にある「旧石川県庁」の記念プレートとモダンな石造りのアーチの窓口跡です。
少し進むとエントランスがあり、2階に上がる石階段には、赤いカーペットが敷かれています。
階段の踊り場には、光り輝く「漆の石川県地図」(うるしのいしかわけんちず)が、掲げられています。
またこの地図には「輪島塗の蒔絵の上に沈金」(わじまぬりのまきえのうえにちんきん)が、施されています。
そして、1987年に設置されたとも解説されています。
ここで2階へ上る途中から、階段部分を見下ろしてみましょう。
なお階段は、大理石で出来ています。
それでは、2階に上がってみます。
すぐに目につくのは、お洒落な照明と奥に続く重厚なドアです。
そして、眼前に広がる「金沢城公園のいもり堀側石垣」が、美しく続いています。
11月中旬には、もう既に紅葉が始まっている模様です。
またここからは、新たに復元された「鯉喉櫓台石垣」(りこうやぐらだいいしがき)
や「辰巳櫓台下」(たつみやぐらだいした)が、整備される予定です。
先程は、しいのき迎賓館の歴史ある外観をご紹介しました。
しかし、その反対側にあたる金沢城公園側は、近代的で開放的な全面ガラス張りとなっています。
そして、前庭となる面積約900平方メートルの「石の広場」は、イベント広場となります。
また、隣接する芝生広場は、音楽祭やグルメ祭りの主催場ともなります。
この様にしいのき迎賓館は、金沢市民と国内外から訪れる人達の憩いの場となっております。
そしてここは、もう一つの「金沢の顔」を発信する場でもあります。
そのもう一つの顔とは「芸術」・「工芸」・「美食」の世界です。
まずは「芸術」についてのご案内です。
こちらの1階・ギャラリーAには、1923年スタンウェイ製マホガニーのピアノが、展示されていました。
そしてその横には、デコレーションされたツリーが。
情報によると週末(土・日曜)のお昼に、ミニコンサートを実施しているそうです。
その名も「しいのきコンサート」
因みに只今(ちなみに、ただいま)、出演者募集中だとのことです。
それらに並ぶようにして、豪華な「生花」も展示されています。
石川県いけばな連盟の「草月流」(そうげつりゅう)の生花です。
同じく「龍生派」(りゅうせいは)の生花です。
次は「工芸」のご紹介です。
1階にある店舗「セレクトショップGIO」です。
こちらでは、オーナー自身が選別したお気に入りの「陶器」・「磁器」・「漆器」などが、気品良く並べてあります。
じいじとばあばは、こちらのお店でまるで工芸の小宇宙を旅している雰囲気を味わいました。
さあ、遂に「美食」です。
1階には「カフェ&ブラッスリー ポール・ボキューズ」が、石の広場に面してあります。
ここでは、とても良い眺めを楽しみながら、リラックスしてお茶をいただくことができます。
しかし、残念ながらハラペコペコ夫婦は、カフェが満員のため着席できない状態でした。
そこで、2階にあるあの著名な「ジャルダン ボール・ボキューズ」に予約なしで入店するという冒険をすることになったのでした。
それからこちらで、私達夫婦は「至高のランチ」と出会うこととなりました。
次回は、その美味しさと感動をお伝えできたらと思います。
乞う、ご期待。😲😲😲
今回の担当は、妻を愛してやまない達じいでした。
いつもあんやと。(*^^*)」
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