2018年2月9日金曜日

着物の長持ちさせるお手入れ!

着物の長持ちさせる方法





着物を保管する際は必ず、綺麗に長方形に畳んで他の着物と被らないように収納してください。

無理にたくさん押し込めたり、5枚以上重ねて保管するとしわが付くので注意が必要です。


また、着物用の防虫剤乾燥剤も併せて設置しておく事も大切です。着物は湿気に弱いです。


その虫対策として、虫干しというものが存在します。


虫干しというのは、晴天の日の昼過ぎにだいたい4時間程度、直射日光の当たらない風通しのよい部屋で、一枚づつ衣紋掛けにかけて干し、裏返してかけるように行います。


また虫干しには3回の大まかな時期が存在します。

土用干し・虫干し・寒干しがあります。



土用干しは7月下旬~8月上旬頃に行い、梅雨で湿気た衣類を乾かす。


虫干しは10月上旬~11月上旬頃に行い、夏についた虫を追い払い、掃除する。


寒干しは空気の乾燥した1月下旬~2月上旬頃に行い、衣類の湿り気を抜くものです。

なお、寒干しの季節に虫干しを行えば、もっと短時間でも大丈夫だと思います。


また虫食いを防ぐ防虫剤には、パラジクロロベンゼン・ナフタリン・エンペントリン・樟脳などの種類がありますが、防虫剤によっては箔の変色・色変わりがみられるので注意が必要です。



ではどうすればいいのか


この中に箔も傷めず、匂いもつきにくいものがあります。

それはエンペントリンです。


決して、防虫剤業者の回し者ではないですが、
皆様にはこのエンペントリンをオススメします。



あとは虫や湿気を防ぐためのものには新聞紙・タトウ紙があります。

新聞紙には湿気や水分を吸う効果があります。
また、新聞に使用感されるインクは、防湿・消臭・虫食いの効果があります。


タトウ紙は、上質な和紙でできており、吸収性にとても優れています。

2~3年たつと効果が薄れてきますのでそれくらいに一度交換されることオススメします。



桐のタンスに保管し、この上の手順を行うことで着物の寿命が伸び、
カビによる劣化が少なくなると思います。


日本は高温多湿で痛みやすいのでできるだけ、着物着用後は陰干しなどして
着物を長持ちさせていただきたいものですね。











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