2016年12月20日火曜日

うんまい金沢 海鮮編 その2 3-2

第2位  加能ガニ


1.美味しい食べ方

加能ガニ(石川県で獲れたブランドガニ)には、水色のタグが付いています。

その食べ方は、塩茹でして食べるのが一般的です。

カニミソのたっぷり入った甲羅に足や爪の身をほぐして入れ、混ぜ合せた身を二杯酢につけて口の中に。


あぁ~美味しい。


思わず嘆息が、漏れます。

まさに1年に数度しかない至福の時です。



食べ終わる直前、甲羅にカニミソとカニ身を少し残し、ここに熱燗を注いですするのが通の食べ方です。

他にもカニすき鍋や酢の物・味噌汁など美味しい食べ方が、色々あります。



また、少し贅沢な人気の食べ方があります。

刺身は、氷水につけると花が咲いたように開き、トローリとした極上の甘みを感じることができます。

焼きガニには、プリプリとした食感と、まるでバター焼きをしたような濃厚な旨みがあります。

お好みによっては、すだちを絞ったりレモン汁をかけて召上がっても結構です。



ただし、刺身や焼ガニ・しゃぶしゃぶは、活ガニである必要があるため多少高くつきます。




2.加能ガニの価格

加能ガニは、1匹約2,000円から20,000円位で買うことができます。

その価格の差は、重さや大きさ・短足・足折れなどの基準で分けられます。

因みに加賀市の橋立港では、約100種もに分別されるそうです。



先程、カニが1匹いくらと記しましたが、正式な単位では、1杯・2杯と数えます。

これは、カニを茹でる時に大きな篭を使ったことに由来するそうです。




3.美味しい加能ガニの見分け方

美味しいカニの見分け方には、目利きのポイントがあります。

下記にそれを列挙します。



①加能ガニの証明である水色のタグがついていること。

②お腹が、ピンクや飴色であること。

③重たいこと。

④甲羅が堅いこと。

⑤はさみが大きいこと。

⑥甲羅にカニヒルの卵(通称ムシ)が沢山ついていること。



カニは、何度も脱皮を繰返しながら成長します。

また、その脱皮をしてからの歳月が多いほど、ムシが多くつきます。

つまり、少し気持ち悪くなるような見た目のカニほど美味しいのです。

因みに橋立港近くの直売所では、カニの身の入り具合が解り易いように、お腹を上にして並べていることが多いようです。

一方、金沢市内の近江町市場では、見映えが良いように甲羅を上にしてある場合が多いように思われます。




4.カニの2つの欠点


そんな美味しい加能ガニにも残念なことに、2つの欠点があります。

まず1つは、高いお金を出して食べてもお腹が膨れないことです。

もっと大きな欠点は、とても食べにくいことです。


カニの身をほぐして食べるには、大変面倒で労力が必要です。

カニの身ほぐし専用のスプーンもありますが、身を出しているうちに疲れてしまい、もう食べなくていいやとなってしまいます。

とにかくカニを食べるには、努力と根性がいります。

しかし、それこそがカニを食べる喜びだと豪語する強者もいることも確かです。



でも、カニ初心者の方もご安心下さい。

金沢のほとんどの飲食店では、食べやすいように全て処理しています。



えっ、お前はどっちのタイプですかって?



僕は、カニ足などから全て身をほぐして、甲羅に入れてくれなければ、一切カニを食べません。



だって俺は、昭和の男だから!!



うちでは、いつも愛しい女房が、カニの身をほぐしてくれています。

これが、じいさんの細やかな幸せです。




次回は、香箱ガニの美味しい食べ方や見分け方について述べます。

そして何故、金沢のカニが特別に美味しいのかという謎に迫ります。




今回の担当は、達じいでした。

あんやと。



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