快適性と風情を求めて金沢古民家風貸家再生「涌波ロッジ」
2015年3月14日に北陸新幹線が、開業してから2年余り経ちます。
この開業効果もあって金沢は、観光客やビジネスマン・国際会議や学会出席者などで大賑わいです。
その影響からホテルや旅館は、満員状態になることが多く、その数が不足気味となっています。
そして北陸新幹線開業後、石川県内に支店や営業所を設けた企業が、この2年間で68社にのぼったそうです。
またこの間、撤退した企業は、わずか1社のみとのことです。
現在の金沢には、ビジネスチャンスが溢れているようです。
また、この影響により人手不足や賃金上昇、人材の移動などが顕著化しているそうです。
そこで企業各社は、給料のベースアップや福利厚生制度充実に、懸命に努めています。
その一環として、社宅の確保が挙げられます。
また、金沢には転勤族も多いため、その任期も不定期になりがちです。
そこで「金沢にいる時くらいは、金沢風情を楽しめる住宅に住みたい」という希望の声も高まってきているそうです。
このニーズに注目した金沢市の不動産業者と建築会社が、タッグを組んで全く新しい発想で「街づくり」に取り組みました。
この企画は、地元の「高山不動産」が手掛け、住宅のリフォームや新築を施工する「日本美装」が金沢市涌波(わくなみ)の住宅街にある築40年ほどの住宅5棟を古民家風にリノベーション(改修)したものです。
また、貸家5棟が並ぶ敷地内の門や塀なども日本の伝統的な様式に仕上げ、住宅だけでなく景観全体で「町家」をイメージしたのが特徴です。
この斬新な貸家街は「涌波ロッヂ」と名付けられました。
ところでおじさんは元来、土木工学の設計技師であり、専門分野は「都市工学」と「工事積算」でした。
そんな私がご縁あって、十数年前からこちらで働かせて頂いています。
そして着物10は、年寄にも優しい企業であることに心から感謝しています。
本当にありがたいことです。
あんやと、あんやと アリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー
昔取った杵柄でおじさんは、都市計画や地域振興に対し、とても興味があります。
そこで早速、先日の日曜日に開催された見学会に、妻を伴って行ってきました。
「涌波ロッヂ」に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、木製の「冠木門(かぶきもん)」です。
そして、冠木門の横に広がるのは、風通しの良い日本伝統の「大和塀(やまとべい)」です。
その前にあるアーチ状の薄茶色のものは竹製で、用水路への歩行者転落防止用の「犬矢来(いぬやらい)」です。
白い建物は、大家さん所有の蔵です。
それでは涌波ロッヂの各棟が、内部見学できますので覗いてみましょう。
ここで面白いことには、各棟ごとのテーマカラーが決まっていることです。
それは、少し難しい色彩となりますが、順にご紹介しましょう!。
壱号棟から伍号棟まで、それぞれ「臙脂(えんじ)の家」「藍(あい)の家」「黄土(おうど)の家」「草(くさ)の家」「古代紫(こだいむらさき)の家」と名付けられています。
そして、これらの色の名は「加賀友禅」に使われる「加賀五彩」に由来しています。
また各棟の玄関前には、郵便受上方に、それぞれのテーマカラーの木製プレートが、取り付けられいます。
これは「臙脂(えんじ)の家」(以下、えんじ)の木製プレートです。
各棟の外装は、白い壁と黒い下見張りで、レトロでお洒落な感じです。
さあ、建物の内部を見学してみましょう。
「えんじの家」の内部です。
えんじ色とは、黒味を帯びた深く艶やかな紅色のことです。
これは、早稲田大学のスクールカラーとしても有名です。
まずは、玄関です。
えんじ色のクロスに動物の人形が、ディスプレイされています。
ちなみにこちらの棟では、えんじ色をテーマに内装がなされ、家具類などもイメージ例として設置されています。
それぞれの間取りは、5棟とも3LDK です。
こちらは、玄関から見たエントランスです。
そしてこちらは、10.5帖のLDKと6帖の和室です。
備え付けのキッチンです。
リビングのテーブルとスタンドです。
奥の和室です。
ここには室内物干し場があり、特に冬場はとても助かります。
また窓は、ペアガラスでとても暖かくかつ涼しくて、結露防止にもなります。
そして付け加えるならば、金沢はとても湿気が多い街です。
そのため加湿器ではなく、除湿器が必要となります。
余談になりますが、金沢では多くの雪が降ります。
そのため冬は、とても寒く感じます。
それで、室内温度を24度ほどに保つ家庭が多いそうです。
これは、全国的にみても高めといわれているらしいと、聞いたことがあります。
このため「アイス大好き金沢人、超人気金箔ソフトも!」でご紹介したように私達は、暖かいお部屋でアイスクリームを食べるのが大好きです。
それでは、室内見学に戻りましょう。
お風呂場です。
その広さは、1坪あります。
ちなみに昔の家では、お風呂場は0.75坪が標準でした。
当然のことながら、我が家のお風呂は0.75坪です。
しかし最近では、子供と一緒に入るためには、広いほうがいいとの理由で、1坪タイプが主流だそうです。
そのためこれを企画した高山不動産は、もともとの0.75坪の風呂場をわざわざ増築し、1坪の風呂場に改装したそうです。
洗面所です。
とてもシンプルで、使い易いそうです。
さぁ、2階へ上がってみましょう。
階段は、さすがに昔の家らしくとても狭く急に感じます。
そして、1階に降りる時はもっとこわそうです。
でも、手摺りがついています。
これは、おじさんにもうちのおばさんにとっても、とてもありがたいことです。
こちらは、2階6帖の寝室です。
素敵なベッドが、設置されています。
何か、リゾートホテルに来たような気がしてきました。m(;∇;)m うれしすぎるっ!
また天井は高く、太い梁(はり)を見ることができます。
なお、これらの建物は、耐震補強もされているそうです。
お隣りの6帖のお部屋です。
ここまで室内見学したおじさんは、とても住み易すそうな家だと思いました。
そして、若き女性スタッフから、のびやかな感性を受けました。
とても素敵なレイアウトです。
また、先程も少し触れましたが、金沢は大変雪の多い所です。
そのため、大雪が降ると「雪すかし」をしなければなりません。
ちなみに金沢では「雪かき」や「除雪」のことを「雪すかし」と言います。
この雪すかしが都会の人にとっては、結構辛いそうです。
そして多くの人が、雪すかしで筋肉痛になったり、腰を痛めたりするようです。
特に赴任1年目が、要注意です。
金沢市街地は、道が狭く家屋が密集しています。
そのため除けた雪を置くスペースに困ることが、多々あります。
しかし、この涌波ロッジには、雪を運び積み上げて置く場所が十分にあります。
また、1棟に付き2台以上の駐車場が、確保されています。
ここは、住む人に優しい街だと感じました。
私達は、いきなり増えた観光客や異国の方に、少し戸惑っています。
それでも何か自分達にできるおもてなしが、あるのではないのかと自問自答しています。
その一つの表現手段が、この「涌波ロッヂ」であると、おじさんは受け止めています。
あんたもいっぺん金沢に住んでみまっし~。ふははは┗( ̄▽ ̄;)┓=3=3=3=3
ほやほや、そうしてみまっしね。(そうよ、そうよ、そうしたらいいね。)
今回の担当は、達じいでした。
あんやと。┗|*`0´*|┛┗┫´,_ゝ`┣┛┫ ̄旦 ̄┣
>>【着物10ヤフオク! 1円からスタート コチラからどうぞ】
>>【着物10 ツイッター】
>>【着物10 フェイスブック スタッフページ】
<PR>ご自宅で完結!全国対応の宅配買取 詳しくはコチラから
ツイート @kimono_10さんをフォロー
0 件のコメント:
コメントを投稿