2018年6月19日火曜日

絢爛豪華!!金沢城と兼六園柄・金の丸帯

絢爛豪華!!金沢城と兼六園柄・金の丸帯


金沢は、400年有余に渡り加賀百万石の都として栄えてきました。

その金沢の象徴的存在が、金沢城と兼六園です。

そして、この2つが金糸で精緻に描かれた丸帯を今回、ご紹介致します。


この帯は、表裏でデザインが違い、2種類の絵柄のお太鼓が楽しめます。

まずは、金沢城と徽軫灯籠(ことじとうろう)が描かれたお太鼓です。


金沢城と徽軫灯籠が描かれた丸帯のお太鼓


徽軫灯籠を中心として、金沢城や松・曲水などが描かれています。

実際の徽軫灯籠と虹橋(にじばし)です。

徽軫灯籠と虹橋


徽軫灯籠は、足が二股の珍しい形をしていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているため、こう名付けられたとのことです。

そして、この灯籠の前に虹の様な形の虹橋が、架かっています。


またその材質は、赤い戸室石で琴の形の様に反っているので、別名を琴橋(ことばし)というそうです。

重要なことは、ここが兼六園で一番有名な場所であり、記念撮影スポットにもなっていることです。

そのため花形である徽軫灯籠がお太鼓の中心部に鎮座するようにデザインされているのだと思われます。

またその下方には、参勤交代(さんきんこうたい)を行う加賀前田藩の大名行列(だいみょうぎょうれつ)が描かれています。

参勤交代をする大名行列


大名行列とは、1635年(寛永ーかんえい12年)に第3代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)が、

武家諸法度(ぶけしょはっと)を改定したことにより、毎年4月に交代で江戸に参勤する制度です。

歴史的資料によると、金沢から江戸の間(約480キロ)を約2,000人が、12泊13日で歩いたとされています。

そしてその費用は、片道約2億5千万円位もかかったと推測されています。

因みに前田のお殿様は、行列の中心にいて白馬に乗っています。

なお、この絵のモデルとなったのは大正期から昭和初期に活躍した風俗画師巌如春(いわおじょしゅん)の加賀大名行列図屏風(石川県立歴史博物館所蔵)ではないかと、私的には考えています。


参勤交代制度については、その起源や目的についてもっと詳しく述べたいのですが、残念ながら今回は、割愛させていただきます。😌

ここで驚くべきことは、この大名行列の絵柄が帯で結んだときには、二重太鼓に隠れてしまい全く見えなくなることです。( ゚д゚)ハッ!

これこそが、金沢に伝わる粋な気質の源泉ではないでしょうか。


次は、帯の胴部分です。

胴には、名物裂(めいぶつぎれ)で作成された仕覆(しふく)に包まれた茶壺(ちゃつぼ)が、いくつも描かれています。

名物裂の仕覆に包まれた茶壺の絵柄


ここで一つ疑問があります。

なぜ、帯に茶壺の柄なのでしょうか。

その理由は、金沢では茶の湯が盛んなことにあります。

流派は、特に裏千家が隆盛となっています。

それは、加賀藩三代目藩主前田利常(まえだとしつね)と五代藩主前田綱紀(まえだつなのり)が、裏千家の当主・千宗室(せんそうしつ)を手厚く保護し、推奨したことにあります。



さあ次は、手先の部分です。

五七の桐紋や加賀藩を象徴する花である梅の花などが意匠されています。

意外なことに可愛い白い兎の加賀玩具も描かれています。(この写真では、隠れていて見えません。ごめんなさい。)😅

また、お殿様とお姫様の一対の立雛も存在感を示しています。

五七の桐紋と梅の花柄


最後は、垂れ先です。

花の文様

花の文様となっています。


今度は、裏バージョンのお太鼓です。

牡丹と各種のお花と曲水柄

花の王様と呼ばれる牡丹と各種のお花と曲水が描かれています。

また花と鳥・曲水が全体的に描かれ、この帯の全体のテーマになっている様です。

これは、日本文化の特徴であり、着物の意匠の基本である花鳥風月に通じるものではないでしょうか?


それでは、帯の絵柄を見ていきましょう。

曲水に咲く杜若と空飛ぶ鶴


曲水に見られる杜若(カキツバタ)が咲き、空飛ぶ鶴が描かれています。

よく見るとアオサギと覚しき鳥が羽を休めています。

また、その他数々のお花が咲き乱れています。


兼六園に咲き乱れる花 その1


兼六園に咲き乱れる花 その2


兼六園には、季節ごとに多くの種類の花が咲きます。

また、これらを愛でて散策することも古来より、兼六園の楽しみ方の一つでもあります。

帯に描かれた咲く花を私なりに推測してみました。

木に咲く赤い花は、八重寒紅(やえかんこう)や摩耶紅梅(まやこうばい)でしょうか。

一方、白い木の花は、カラミザクラとサンザシかと思われます。

また、大きな緑色の葉の横で咲く白い花は、キサザケではないでしょうか。

しかしこの帯柄は、必ずしも写実的ではないため、全て私のあてずっぽうな主観であることをお許しください。



さて先日、私は兼六園を散策して来ました。

すると幸運なことに、カキツバタの群生を見ることができました。

兼六園のカキツバタの群生

花見橋から見たカキツバタです。

花見橋から見たカキツバタ

ツツジも咲いていました。

カキツバタとツツジ

なおカキツバタは、園内に約4万本が植えられているそうです。

また、同時にツツジも満開でした。


満開のツツジ

そして、眺望台にもツツジが、咲き誇っていました。

眺望台に咲くツツジ



さあ、この帯のもう一つのテーマである曲水についてです。

この帯の垂れ先には、曲水が描かれています。

曲水柄の垂れ先

また、帯全体にも曲水の存在があります。

実際、兼六園内には、水路が至る所に流れています。

兼六園の水路 その1

兼六園の水路 その2

そして、噴水まであります。

兼六園の噴水

水の高さは、約3,5メーターあるそうです。

ではどうして兼六園は、こんなにも水が豊富なのでしょうか。

それには、加賀藩前田家が、外様大名であったという歴史に大きな関係があります。


それでは、歴史をさかのぼってみましょう。

1631年(寛永8年)に金沢で、宝舩寺大火(ほうせんじたいか)がありました。

これを機に三代藩主前田利常(まえだとしつね)は、徳川幕府に金沢城の防火目的に用水を引く許しを請いました。

しかしこれは建前であって、本音は城の防衛力を高めるために外堀や内堀に水を満たすことでした。

殿様の意を受けた板屋兵四郎(いたやへいしろう)は、犀川(さいがわ)から水を引き、約10キロもの距離がある辰巳用水(たつみようすい)を短期間で完成させました。

それは、大工事かつ難工事であったために板屋兵四郎は、金沢の偉人として今でも称えられています。


つまりこの丸帯は、金沢の歴史と文化と誇りが凝縮している帯と言えることでしょう。

そしてもしあなた様が、この帯を締めて金沢を旅すれば、最上級の金沢を満喫できると思います。


今回の担当は、達じいでした。

金沢に来てみまっしい~。👩

あんやと。(●^o^●)



なおこの丸帯は、近々逸品として出品される予定です。

どうぞ、貴女もこの帯の風情を楽しんでみてください。



>>【着物10ヤフオク! 1円からスタート コチラからどうぞ】      


>>【着物10 ツイッター】


>>【着物10 フェイスブック スタッフページ】

<PR>ご自宅で完結!全国対応の宅配買取 詳しくはコチラから
着物買取ヤマトク
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年6月12日火曜日

第2回クラフトビールフェスタ・イン金沢片町きらら広場

第2回クラフトビールフェスタ・イン金沢片町きらら広場


金沢にも初夏が、近づいてきています。

初夏といえば連想されるのが、美味しいビールです。

そんな中先日、金沢地ビールのお祭りに行って来ました。

そしてたどり着いたのは、金沢中心街にある片町きらら広場で行われた第2回クラフトビールフェスタです。


さあ、会場に着きました。

会場には、3つのクラフトビールの屋台と2つの軽食の屋台、そして1台のキッチンカーが出店していました。


金澤麦酒とアカズキンビール・オオカミビールの屋台

ソーセージとかき氷の屋台

キッチンカー


この様な機会は珍しいので全ての地ビールを飲んでみました。

まずは、金澤ブルワリーのアメリカンペールエールです。

金澤ブルワリーのアメリカンペールエール

お店の方によると、一番のお薦めとのこと。

アメリカンと名付けられたとおりライトな飲み口です。

金沢美人が注いでくれました。(*´ڡ`●)

金澤麦酒看板娘の金沢美人

金沢ブルワリーは、赤がテーマカラーのようです。

金澤麦酒のビールサーバー

金澤麦酒のポスター

その他にもスタウトとペールエールがありました。

スタウトとペールエール


スタウトビールの解説

ペールエールの解説

さあ、オリエンタルブルーイングに行きましょう。

まずは、加賀棒茶スタウトです。

加賀棒茶スタウト

加賀棒茶の香ばしい黒ビールです。

また、黒ビールの中でも飲み易いタイプです。

次は、シングルホップシトラです。

シングルホップシトラ

柑橘系の華やかな香りがします。

さて3軒目は、片町ビールです。

片町ビールサーバー

こちらにも金沢美人がいました。

片町ビール看板娘の金沢美人

写真一番左が、アカズキンビールです。

5種の金沢ビール

何と口に含んだ瞬間、桃の香りがしました。

これまでに味わったことのない衝撃的なビールでした。

そのとなりに並んでいるのが、オオカミビールです。

モルトの甘味とホップの香りで、味わい深いビールとなっています。

そしてこの2種類のビールは、片町でしか飲めない限定ビールだそうです。


あっ、大事なことを1つ忘れていました。(*^^*)


それは、ビールにはつきもののソーセージの事です。

ドイツ風の煮込まれたソーセージが、大量にありました。

ドイツ風ソーセージ2種

素敵なお兄さんが、焼いてくれました。

ソーセージ屋台のお兄さん達

左側が、トマトベースのソースがかかったフランクフルト風ソーセージです。

右側が、ハーブの効いたソーセージでした。

2種のソーセージ

これらをテーブルに並べてみました。

5種類のビールと2種のソーセージ

じいじは、大満足です。\(^o^)/



実は現在、全国で地ビールブームが起きています。

その理由には、2つあります。


まず1つは、1994年に酒税法が改正されたことです。

この改正により、製造免許の取得に必要な年間製造量が、2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げられました。

このため全国的に小規模な醸造所が、急速に増えることになりました。


これに加えて、2018年4月に改正酒税法が施行され、ビールの定義が変更されました。

それにより、使用できる副原料の幅が広がりました。

この2つの理由で、各メーカーが個性的な味わいのクラフトビールを競って作ることになったそうです。



こうしてじいじが、ビール天国の感慨に浸っていると、フラダンスショーが始まりました。

赤と緑の衣装のフラダンス


水色の衣装のフラダンス

真っ赤な衣装のフラダンス

西道珠代先生は、流石にソロでの登場です。

西道珠代先生のソロフラダンス

まだまだ続きます。

黄色の衣装のフラダンス

黒と赤の衣装のフラダンス

白の衣装のフラダンス

さあ、フィナーレです。

フィナーレのフラダンス

巨大スクリーンに写ったフラダンスです。

巨大スクリーン上のフラダンス

最後は、記念撮影です。

ハイ、チーズ。 パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

プア・メリア・ラナ・イ・カ・ヴァイ・オルの記念撮影


それにしても感じることは、踊っている人達は皆、とても楽しそうです。ヽ(=´▽`=)ノ

そして、笑顔がとても素敵なことです。


ここで最後になりましたが、取材と写真撮影に快くご協力していただいた方々に、深く感謝致します。m(_ _)m


とても楽しいひと時でした。

どうもごちそうさまでした。


今回の担当は、達じいでした。

あんやと。(*´ω`*)


このエントリーをはてなブックマークに追加