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2017年2月10日金曜日

雪中野菜と加賀野菜の一つ、源助大根


加賀野菜の一つである源助大根の写真


只今、大寒の季節。

金沢も雪が降り、とても寒くなっています。


ところであなたは、雪中野菜雪下野菜という言葉を聞いたことがありますか。


例えばそれは、雪中大根や雪下人参というような言い表し方をします。

その言葉には、雪の中に埋もれた野菜が、とても甘くなり美味しくなるという意味があります。


でもそれは、一体どうしてなんでしょうか。


一般的に野菜は、その細胞内に多くの水分を含みます。

そのため冬の厳しい寒さの中で、細胞中の水が凍ってしまう恐れがあります。


そうなると細胞が、壊れてしまうかもしれません。

そのため野菜は、その身を守ろうとして、体内に蓄えたでんぷんを糖分に変え、凍ることを防ごうとします。


通常、水は0℃で凍りますが、糖分を含めば水の凍る温度が低くなり、氷点下になっても凍りにくくなります。

これらは、野菜にとっての自衛手段ですが、我々人間にとっては、甘くて美味しい野菜に変わることになります。



またそれに加えて、大根はその部位によって味が異なります。


まず、大根の先の方(地中深い先端部)は、辛味成分が多く辛く感じられます。


その理由は、土中の虫よけのためです。

つまり大根は、辛味成分を強くすることにより、虫に食われないようにしているのです。


一方、真ん中から地表に近い部分は、甘くなります。

またその葉には、ビタミンCが根の部分の約5倍含まれ、その他にカリウムやカルシウムなどが豊富です。

我が家では、大根の葉を塩もみし、一夜漬した漬物「おこもじ」を白いご飯の上にかけて食べています。


そんな美味しい冬大根ですが、金沢にも特有の「地大根」があります。

それは、加賀野菜の一つである源助大根です。


源助大根は、太くて短い形をしています。

いわゆるずんぐりむっくりとした形で、その白い肌が極わ立ちます。

その品質には、きめが細かく甘みが強く、肉質が柔らかくみずみずしいという特徴があります。

また、煮崩れしにくく、味が浸みこみ易いという長所があります。

そのため、おでんやふろふき大根に最適な大根です。


昔から大根は、健康に良い食べ物だと言われています。


江戸時代の儒学者である貝原益軒は、その著書「養生訓」の中で、「大根は野菜の中で上等なものに入る。常に食べるようにすべきである」と述べています。

大根には、アミラーゼなどの多くの消化酵素が含まれ、でんぷんやタンパク質・脂肪を分解し、消化を助けてくれます。

そんな大根の薬効を示す逸話が残っています。


加賀藩祖である前田利家が、ある寺を訪れた際に腹痛を起こし、当時の住職が出した大根を食べて回復したそうです。

そのゆかりの寺が、七尾市小島町の本門法華宗本行寺です。

この本行寺で1月29日に厄除星祭り(大根封じ)が行われ、参加者は「大難根絶」の意味を込めた、ユズみそのかかったふろふき大根を食べ、無病息災を願いました。



このように石川県には、美味しいものがたくさんあります。

そして、とてものんびりした所です。



あんたもいっぺん金沢に来て、いんぎら~(のんびり)としてみまっし♪

今回の担当は、達じいでした。

あんやと(*´▽`*)。


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2017年2月6日月曜日

和菓子大好き金沢人。その購入額15年連続第1位!!


先日のブログでアイス大好き金沢人、超人気金箔ソフトも!で、金沢人のアイス愛をご紹介しました。


そして、金沢人が好きなのは、アイスだけではありません。

私達は、一般的に甘くて美味しいものなら、何でも好きです。

金沢地元名産のきんつばとチョコレートようかん

ここにそれを示すデータがあります。

まず、菓子類全体の年間購入額が、99,255円で日本一です。

それを部門別に表わします。


ようかんやまんじゅう・もなかを除く他の和生菓子が、15,325円で第1位。

アイスクリーム・シャーベットが、10,301円でやはり第1位。

ケーキが、8,583円で第1位。

スナック菓子が、6,941円で第1位。

チョコレートが、6,543円で第1位。


なんと、甘いもの大好き選手権!?で5つの金メダルに輝いています。

※データは、総務省統計局の「家計調査(2人以上世帯)品目別都道府県長所在市および政令指定都市ランキング(2012年~2014年平均)」に基づいています。


そして意外なことに、和菓子でも洋菓子でも金沢人は、何でもOKです。

そのため、2月に入ってからのバレンタイン商戦では、女性の並々ならぬ熱気を感じます。

では、何故金沢人は、全国でも飛び抜けた甘党になったのでしょう。


今回は、この謎に迫ります。


まず、その第1の理由として考えられるのは、茶の湯との深い関係性です。

江戸時代に加賀前田藩・三代藩主前田利常と五代藩主前田綱紀(兼六園を本格的に整備したお殿様)が、裏千家の当主・千宗室を手厚く保護し、茶の湯を推奨しました。


そして、その茶席の作法上、和菓子が必要でした。

そのため金沢に数多くの和菓子の名店が、生まれることになりました。


第2の理由は、金沢にお寺さんが多いことにあります。

金沢では本願寺門徒衆が、1488年6月9日加賀一向一揆を起こし、守護である富樫政親を滅ぼしました。

以後、1580年織田信長に平定されるまで、約100年もの間「百姓の持ちたる国」と呼ばれて、浄土真宗が盛んでした。

そして、加賀藩となってから武家の男性は、曹洞宗、女性は日蓮宗を信仰しました。

その影響でお寺さんが、金沢に多く存在します。

実際、金沢市内には寺町という地名があります。

また金沢には、月命日にお坊さんにお参りしてもらう習慣が、根強く残っています。

その月参りの際には、読経が終わると必ずと言っていい程、お坊さんにお茶と和菓子を出します。

そのためには、それぞれの家庭で、御用達の美味しい和菓子を確保しておくことが必要となりました。


第3の理由として、金沢では古くからの有名和菓子店が、戦後も変わることなく営業を続けられたことです。




ところで、あなたは「日本三大銘菓」をご存知ですか。

それは、金沢「森八の長生殿」と長岡「大和屋の越乃雪」・松江「風流堂の山川」とされています。

あるいは「山川」を福岡「松屋菓子舗の鶏卵素麺」と入れ換える説もあります。

森八は、金沢でも最も古い老舗で、江戸時代から加賀藩御用達のお店として知られています。

この長生殿は、高級砂糖として有名な和三盆糖を使った落雁(らくがん)で、その味はさっぱりとした上品な甘さです。


ここであなたに質問です!

金沢土産として、何を買われますか??

金沢には美味しい物が、いっぱいあってすごく悩みますね。

それならばとりあえず、金沢駅構内の「百番街・あんと」行ってみましょう♪

達じいの一番のお勧めは、ズバリ和菓子です。

しかし、そこには地元の和菓子屋さんだけで、31もの店舗があるそうです。


どうしよう。新幹線搭乗の時間が迫ります。

ここでお悩みのあなたのために達じいが、大好きな和菓子を3つご紹介します!

(1)中田屋のきんつば

金沢名産の中田屋のきんつば

北海道産大納言小豆を艶やかでしっとりふっくらと炊き上げた餡。

そこに、さらりとした甘さを引き立てるため、加減よく塩を入れます。

その飴を透けるような薄焼の皮で包んだきんつばです。


このきんつばは、何個でも食べたくなるような上品な甘さがします。

そして包み紙には、創業者の中田憲龍氏に由来した龍の絵が、描かれています。

実のところ龍は、わたくし達じい向かい干支であるため、お土産に特に「中田屋のきんつば」を重用しています♪

他にもうぐいす豆や毬栗(いがぐり)・さくらなどの味がありますが、初回購入は小豆だけが無難だと思います。


(2)諸江屋の塩どら焼

石川県金沢の銘菓諸江屋の塩どら焼

塩どら焼には、能登半島の先端の地・珠洲市(すずし)の揚浜式塩田で作られる天然塩が隠し味に使われています。

この天然塩は塩辛くなく、甘みと旨みを感じる程の大変美味しい塩です。

またどら焼の皮には、米粉が使われています。

そのため、さっぱりとした塩味と餅菓子のような食感、甘さを抑えた粒あんの上品などら焼です。

そして、このどら焼は丸い形ではなく、1袋に2個の半月型に分かれています。

そのため品良く食べられ、友達とシェアすることもできます。


(3)茶菓工房たろうのカカオチョコようかん

石川県金沢の斬新な茶菓工房たろうのカカオチョコレートようかん

金沢でのようかんの消費量は、他の和菓子に押され気味で、あまり多くありません。

そんな事は百も承知で、敢然として挑む新鋭店が、たろうです。

たろうのようかんには、あずきやカカオチョコ・ピーナッツバター・ホワイトチョコ・こいちゃの5つの味があります。


この中でも特にお勧めなのが、カカオチョコ味です。

このようかんは、ようかんにしてチョコレート味という斬新さです。

そして、日本茶や珈琲・紅茶・ミルク等、何にでも合う生チョコのような味がします。

これは、バレンタインデーの義理チョコにも良いかと思われます。



これまで述べました様に金沢の和菓子は、長い歴史によって熟成されてきました。

そして、これこそが金沢の伝統文化となりました。

どうぞ、あなたも金沢の美味を堪能してみて下さい♪


今回の担当は達じいでした。

あんやと(*´▽`*)。


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温泉マーク表示存続と加賀温泉郷総湯・若者限定のタダ湯


日本工業規格JISの温泉マーク

これは、昔から慣れ親しんできた温泉マークです。

ところが、このマークを突然、変更しようという議論が持ち上がりました。


その理由として現在のマークでは、外国人が「温かい料理を出すレストラン」と誤解する恐れがあるという指摘があったからだそうです。


私のようなおじさんにとって、もう既に頭にすりこまれている常識が変わってしまうことは、とても悲しいことです。

しかし、錦の御旗の大号令のもと、改正されることがほぼ決まっていたようです。



ここで、それに待ったをかけてくれた方々が現れました。

それは、大分県別府温泉・湯布院温泉などの観光関係者です。

彼らは「現行の温泉マークは、明治時代から使われている温泉文化の一部なので、変更されると困る」と抗議してくれました。

その結果、現行のマーク(日本工業規格JIS)と温泉湯煙の中に3人の人の姿がある(国際規格ISO)どちらの表示でもよくなりました。

おじさんは、この決定にほっと胸をなでおろしました。



ところで石川県や金沢市には、たくさんの温泉があります。

加賀市の加賀温泉郷もその一つです。


その加賀市が、19才から22才の若者を対象に市内3温泉の総湯で、入浴料を無料にする「タダ湯めぐり」を2月1日から始めました。

この試みは、3温泉のにぎわいを創出するために若者を呼び込もうと2015年8月から企画され、今回で4回目です。

これを実施するのは、山代温泉総湯と古総湯、片山津温泉総湯、山代温泉菊の湯第1・第2の計5ヶ所です。

また一部の旅館では、この企画に賛同して若者に料金割引やドリンク・お菓子などのサービスを行うそうです。

実施期間は、大学や短大・専門学校の冬休みに合わせて、3月末までの予定です。


若いということは、それだけで特権です(=´▽`=)。

いやぁ~、羨ましい限りです。


あんたも温泉で湯ったりしてみまっし♪

今回の担当は、達じいでした。

あんやと(*´▽`*)。


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2017年2月3日金曜日

アイス大好き金沢人、超人気金箔ソフトも!


石川県のアイス事情のお話


金沢人は、アイスクリームやシャーベットが大好きです。

これを裏付けるこのようなデータがあります。


金沢市のアイスクリーム・シャーベットの一世帯あたり菓子類の年間購入額が、日本一!!


その金額は、何と10,301円にもなります。

この数字は、他の主要都市を押さえて唯一、1万円を超えています。

このデータは、「家計調査(2人以上世帯)品目別都道府県庁所在市および政令指定都市ランキング(2012年~2014年平均):総務省統計局調べ」 です。


金沢人が、アイス好きなのには、2つの理由があります。

金沢には、江戸時代から続く和生菓子を好む文化があるため、甘いお菓子が常に身近にあります。


そしてもう1つの理由は、金沢の気候にあります。

冬の金沢は、雪が積りとても寒く感じます。

そのため暖房で部屋をあったかくして、炬燵に入って身を丸くして過します。


そんな時にアイスを食べるのが、最高の幸せです。

だから金沢では、夏場でも冬場でもアイスの消費量が、衰えることはないのです。



そのような金沢の文化にあわせて、スーパーで催される習慣があります。

金沢のほとんどのスーパーでは、週に何度も箱入りアイスの半額セールが行われます。

石川県のスーパーで行っているアイスクリームの半額セール


そのセールには、お一人様3箱までとか5箱までという制限がありますが、ほとんどの客は上限の箱数を買い求めます。

このような理由で、金沢の家庭の冷凍庫は、アイスで常に満杯になります。

そして販促目玉企画であるため、各スーパー同士で更に競い合う傾向です。


ところが先日、思いがけない情報を聞きました。

関西地方に嫁いだ次女が、こう言うのです。

「うちのまわりでは、そんな話をきいたことないわ」

金沢人があたりまえだと思っていることが、全国的には非日常的なこともあるのですね。



ここでお話が、少し変わります。

今は、空前の金沢ブームです。

この金沢ブームの中で、金沢人には馴染みのない検索ワードが急増しています。

そのキーワードは、金箔ソフトです。


東茶屋街にある箔一では、ソフトクリームの上に金箔を一枚分乗せた「金箔のかがやきソフトクリーム」が、販売されています。

このソフトクリームは、ミルクのなめらかな甘さがします。

それを一口食べれば、唇全体にベッタリと金箔が張り付き、記念写真用にバカ受けです。

そのお値段は少々高めで、900円程もします。

それでも休日には、大行列ができる程の超人気です。


また、兼六園真弓坂下・金沢21世紀美術館横にある今井金箔では、「金箔ソフトクリーム」が売られています。

そのソフトは、さっぱりとしたミルク味です。

そして、ソフトに乗せられた金箔は、一枚の何分の1かにカットされていますが、追加でトッピングも可能です。

お値段は、前出のソフトに比べ、約半額でリーズナブルです。


なお、東京・銀座の石川県アンテナ店「いしかわ百万石物語・江戸本店」でも金箔ソフトクリームを食べられることを付け加えます。



えっ、肝腎な金箔の味は、どんな味がするの??

というご質問ですか。


皆様のご期待を裏切る様ですが、金箔自体には全く味がありません。




さあ、あなたも金沢を体験してみませんか♪

今回の担当は、達じいでした。

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2017年2月1日水曜日

ソウルフード・金沢カレー


石川県の金沢カレーの写真


金沢には、なぜか無性に食べたくなるソウルフードが数多くあります。



その一つが、金沢カレーです。



この金沢カレーには、5つの特徴があります。


・その1: ルーは濃厚でドロっとしている。

・その2: 付け合せとしてキャベツの千切りが載っている。

・その3: ステンレスの皿に盛られている。

・その4: フォークまたは先割れスプーンで食べる。

・その5: ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。


その他には、白いライスが見えないように全体にかけるという暗黙の合意があるようです。

その味は、最近流行りの香辛料が効いた辛味の強いカレーではなく、「濃厚だけどやさしい味」です。


金沢カレーの発祥には、諸説あります。

その中で有力なのが、レストラン「ニュー金沢」起源説です。


以前、国鉄の外郭団体である鉄道弘済会が経営していた、レストラン「ニュー金沢」というお店がありました。

そこのチーフコックが金沢カレーを考案しました。

そのレストランが閉店する際にシェフを務めていた5人が、それぞれ独立し、現在の金沢カレー各店を創業することになりました。

それから更に枝分れし、多くの有名店が生まれました。

現在、7~8軒の代表的有名店舗があります。


また、各店がフランチャイズ展開をしていて、東京や首都圏・関西圏・中京圏でも食べることができます。

そして、冷蔵ルーやレトルトカレーが、金沢市内のスーパーや土産物屋でも購入できます。



このように金沢は、食の宝庫です。



あんたもいっぺん金沢に来てみまっし♪

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2017年1月30日月曜日

高貴な紫色とその染料ムラサキ


私達は、細やかながら着物文化普及に貢献しております!?「着物10」です。


突然ですが、ここで問題です。


ここに見えない糸が、あります。

それでは、この糸は何色でしょうか?


なに~、見えない糸が何色やてかぁ~。

あんさん、あほちゃうか?

あほちゃいまんねん。

パーデンネン「あほじゃあ~りませんよ、パーデンネン!パ~」


昔懐しさんまさんのギャグをパクりました。

またまた古いおじさんギャグですみません。

私、少々ハシャギ過ぎました。


話を元に戻しましょう。


なぞなぞ:目に見えないこの糸は、何色ですか?

どうぞゆっくりお考え下さい。



ここで話は、またもや大きく変わります。


紫色は、聖徳太子が定めた「冠位十二階」でも最高級の高貴な色とされています。


また、仏教の世界でも紫色の袈裟は、最上位である大僧正しか着れない衣とされています。


そして、神社の祭礼の時、玄関に飾られる幕も紫色です。


つまり紫色は、神様を象徴する色なのです。


紫色の着物は、ムラサキと呼ばれる植物の根である「紫根(シコン)」から採れる成分を染料として、衣を染め上げることで作られます。

このムラサキは、高貴かつ貴重な植物として、古来より大切に育てられてきました。

しかし明治以降、合成染料に押され、その栽培数が激減しました。

加えて戦後になると、着物の需要が低迷したことで、壊滅的打撃を受けました。

そのため環境省のレッドリストに「近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧種ⅠB類に指定されています。

私は、これを憂いムラサキの復活を切に望んでいます。

しかしムラサキは、高温や直射日光に弱いという難点があり、発芽率が10%を切ります。

このことから全国でもほとんど生産されず、供給は中国産に頼らざるを得ないのが現状です。



そんな大ピンチに救世主が、現われました。


「金沢ちはらファーム」が、平成28年4月から金沢市茅原町(ちはらまち)で、ムラサキ栽培の農園を始めたのです。

茅原町は、金沢の奥座敷といわれる湯涌温泉に通じる湯涌街道の途中、中山間地区にあります。

そのため市街地よりも比較的気温が低く、ムラサキの発芽率は、30%近くに上ったそうです。

また、「紫根」から抽出される成分には、抗炎症作用や殺菌作用などがあり、医薬品として利用されてきました。

そして、新陳代謝を促進する効用もあることから、化粧品にも使用されています。

私は、もしもこの栽培が軌道に乗り、採算性が高まれば、ムラサキ本来の染料としての姿が復活できると思います。



それが叶えば、この金沢の地で「神の紫色」が、蘇ることになります。

金沢ちはらファーム様のご成功を願い私は、微力ながらも心からのエールを送りたいと思います。



最後になりましたが、先ほどのなぞなぞの正解です。

答えは、紫色です。

ナゼなの?

何故かというと紫の字を上下に分解してみてください。

此の糸(このいと)となります。


これは、私が小学校3年生位の頃、担任の先生が教えてくれたなぞなぞです。

そしてこのことが、まだ幼き私にとって、知的好奇心が芽生える契機となりました。



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2017年1月27日金曜日

加賀野菜・五郎島金時と北陸地区限定ポッキー

加賀野菜・五郎島金時と北陸地区限定ポッキー


石川県で有名な五郎島金時の焼き芋

加賀野菜と知られる野菜の一つに、五郎島金時があります。

加賀野菜とは、金沢市で生産されている野菜の中で、金沢農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定したものの呼称です。


この加賀野菜と認定されるには、二つの条件があります。

その一つは、1945年以前(戦前)から栽培され、現在も主として金沢で栽培されていることです。


第二に、需要に応じて供給できる生産体制が、整っていることです。

なお、良品には認定シールが貼られています。



五郎島金時は、金沢市郊外の五郎島町で採れるさつまいもです。

それは、一般的なさつまいもに比べて、糖度が高くとても美味しいお芋です。


五郎島金時が美味しい理由は、砂丘地で栽培されているからです。

砂地は、保水性と水はけのバランスが良く、通気性にも優れています。


そのため金沢弁でコッボコボなさつまいもに育ちます。

コッボコボとは、標準語でホックホクという意味です。



その最も美味しい食べ方は、やはり焼き芋です。

また、スイートポテトにすれば、おしゃれなデザートになります。

これらは、もちろん!!!女性に大人気です。

金沢で新発売された五郎島金時ポッキー

そんな人気の中、五郎島金時ポッキーが発売されました。

これは、石川・富山・福井の北陸三県限定販売となります。

まずは、1月24日に金沢駅などのJR主要駅や小松空港でのお披露目となりました。



五郎島金時ポッキーは、通常版の1.5倍!!の大きさがあり、食べごたえ十分で上品な甘さが口に広がります。



また一つ、金沢土産が増えました。



この様に五郎島金時の販路が広がることで、加賀野菜の生産が守られることになります。

是非皆様のお力で、金沢の伝統文化継承を応援して下さることを切に願います。



あんたもいっぺん金沢に来てみまっし♪

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2017年1月25日水曜日

大食いカニ雑炊とかほく四季まつり

石川県かほく市の美味しいカニ雑炊の写真

いや~冬はやっぱり鍋ですね。

金沢といえば、加能ガニ(ズワイガニ)

加能ガニの鍋が、この冬最高に美味しくなっています。



そして、カニ鍋の〆は、もちろんカニ雑炊。

カニと野菜の出汁が十分にしみたカニ雑炊は、何杯でも食べ続けられる気がします。



ところであなたは、カニ雑炊だったら何杯食べられますか?



そんなことを急に言われても実感が沸かなくて当然です。

しかし先日、目安となるある一定の答えが出ました。



それは1月15日、MROテレビ(TBS系)で放送された番組においてです。

その番組タイトルは、「元祖!大食い女王決戦、金沢予選カニ雑炊6キロ、女王もえあずを超えろ本選めざし激食バトル、激熱濃厚ラーメン17杯、驚異の新人記録連発!!」です。

金沢予選は、45分勝負で行われ、1杯200gのカニ雑炊を30杯・6キロを完食した21才の女性が優勝しました。



私の個人的趣味ですが、大食い女性が好きです。


番組終了後、私は恍惚感に満たされました。



そんな大食いのあなたにお勧めのお祭りが、1月14日から石川県かほく市で開催されます。

そのお祭りは、かほく四季まつり「冬の味くらべあったか雑炊・鍋まつり」と銘打ち開幕しました。



まつりでは、かほく市内の飲食店25店舗が、オリジナルの雑炊と鍋料理を提供しています。

雑炊の一例では、和風や中華風の雑炊・クッパ・リゾット等があり、幅広いジャンルの料理が並びます。

一方鍋料理では、海鮮鍋やぼたん鍋等、海や山の幸を堪能できる品が多彩にあります。

また、参加5店舗を巡ると市共通商品券が貰える、大食いマニアにも嬉しいスタンプラリーも実施されています。



このまつりは、郷土の偉人・飛行家の東善作(あずまぜんさく 1893年~1967年)に由来しています。

東善作は、現在のかほく市中沼で生まれ、1930年(昭和5年)に小型機でアメリカ大陸と欧州各国、ロシア・シベリア三大陸を単独無着陸横断を成し遂げました。



そしてこのことで彼は、日本のリンドバーグとして讃えられました。



東は、この飛行資金を稼ぐためにアメリカで、チャプスイ(中国風雑炊)店を営みました。

そのためかほく市は、東の偉業を伝えようとこのまつりをはじめました。

まつりは、2月12日まで行われます。

私は、日頃何気なく食べていた雑炊にこのような逸話があったことに少々驚きました。



イャー、石川県にはまだまだ美味しいものがありそうですね。

さあ、私もまつりにひとっ飛びしましょうか。



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2017年1月23日月曜日

うまい穴水かき「雪中ジャンボかきまつり2017」開催

石川県のカキフライの画像

石川県には、美味しいものがたくさんあります。

特に冬の味覚は、最高です。



その中の一つが、穴水町のかきです。

穴水町は、七尾湾に面し、穏やかな海でのカキ養殖が盛んです。

穴水かきは、他産地のかきに比べてやや小ぶりですが、濃厚で旨味が強く感じられます。



実は、大相撲の人気力士遠藤関(穴水町出身・追手風部屋・金沢学院高OB)の祖父勇さん(76)が、穴水かきの養殖をしています。

このかきは、「遠藤さん家のカキ貝」として、地元のスーパーで販売されています。

お値段は、目安1袋200グラム・498円で毎日約40袋が、大人気完売だそうです。



また穴水町観光物産協会は、この穴水かきを大々的に宣伝しています。

その一環として、1月10日から3月31日まで、「能登半島穴水まいもんまつり”冬の陣”かきまつり」を開催しています。

このまつりでは、町内の加盟11店舗で統一メニューのフルコースやミニコースが味わうことができます。

そして、のと鉄道穴水駅でもかきを目玉に鉄道を利用してもらおうと駅構内で、焼がき用のコンロを組み込んだテーブルが設置された「あつあつ亭」の営業を始めました。

メニューは、焼がきとカキフライ・かきご飯などのセットが味わえるそうです。



加えて、観光列車「のと里山里海号」を走らせています。

利用客は、列車を見下ろせる跨線橋(こせんきょう)の特等席でかき料理を食べられます。



そして、1月28日と29日に一大イベントの「雪中ジャンボかきまつり」が、穴水町川島のあすなろ広場で開催されます。

まつりでは400mにわたる炭火コーナーが設置され、計11万~12万個の殻付かきが味わえます。

その他にも能登ワインやかぶら寿し、ナマコなどの特産品も計31のブースで販売されます。

特別に29日には、遠藤関が所属する追手風部屋の地元後援会が出店し、力士が自慢の特製ちゃんこを提供する予定です。



あなたもどうぞ穴水かきを食べにきて下さい!



あ~あ、お腹へった。

今晩は、カキフライとビールにしよう。

いただきます。



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2017年1月20日金曜日

外国人にも大人気、金沢。

外国人にも大人気、金沢。

あなたは、グーグルのテレビコマーシャルをもう見られましたか。

そのTVCMのタイトルは、今年は「やりたい」からはじめようです。

そしてそこには、イケメンの外国人男性の「金沢に行きたい」と言っている場面があります(19秒あたり)。



そういえば最近、急激に外国人観光客が、増えている気がします。


先日、アメリカの大手旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」により、「2017年に行くべき50の旅行地」に日本で唯一金沢市が選出されました。

そして、金沢の伝統文化や食の魅力が、同誌のインターネットサイトにも掲載されました。

その内容には、北陸新幹線で東京から金沢まで約2時間半で、結ばれたことが述べてあります。

また、長町武家屋敷跡やひがし茶屋街などの観光地などが紹介されています。

加えて「寿司は美味しく、手頃だ」と記されています。

このネットサイトは、月間5600万回の閲覧回数を誇ると言われます。

そして、活字媒体の雑誌も裕福層を中心に購読されていて、月間100万部ほどの売上げがあり、世界的に強い影響力があるそうです。


金沢は今、大きな転換期を迎えています。

そしてそれは、我らの意志に関わらず進んでいます。

しかし、全く変わらない金沢の文化もそこにあります。


如何ですか。

あなたも金沢に来て、その激動の歴史の目撃者となりませんか。



今回の担当は、達じいでした。

あんやと(*´▽`*)。



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2017年1月16日月曜日

感謝と優しさ

折り紙の扇子

あんやとは、私の一番好きな言葉です。


あんやとは金沢弁で、標準語ではありがとうの意味です。

ありがとうを漢字で表わすと「有難う」となります。

また有難うは、「有難いこと」が起きたとの意です。


辞書によると、めったに受けることの出来ない恩恵・好意・配慮に接して、身の幸せをしみじみと感じる様子とあります。


金沢人は、あんやとを日常生活の中で数多く使います。

スーパーやコンビニ・居酒屋などの様々なお店で、お客の方から代金を支払う時にお店の人に「あんやと」と言います。

そうすると今度は、店員さんから「ありがとうございます」と返ってきます。


また、バスから降車時に運賃を支払う時にも、お客が、バスドライバーさんに「あんやと~」と声を掛けます。
(金沢の路線バスは、後ろ乗り降車時払いです。)


これらのことは、金沢人にとってごく当り前のことです。

しかし、他県の人は何か違和感を感じるそうです。

特に都会の人から「変な行動だ」と、直接言われたことがあります。


どうして、お金を払った方がお礼を言わなければいけない?


今度は、金沢人の方が驚く番です。

売ってくれてあんやと

お世話になってあんやと

ただそれだけなんだけどなぁ~。


どうも金沢人には、お客側・お店側という意識が少ない様です。


金沢の底流には、感謝の心と優しく穏やかな気持ちがあります。

また、能登にも「能登はやさしや土までも」という言慣わしがあります。

どうぞ、あなたも石川県に一度おいで下さい。



今回の担当は、達じいでした。

あんやと(*´▽`*)。




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2017年1月12日木曜日

能登ふぐ

能登ふぐ

いや~、御目出鯛ですなぁ~。

お正月、まだまだ松の内です。

松の内は、朝からいっぱい飲んでも叱られない期間です・

さあここで、とてもおめでたい画像をご覧下さい。

きものの帯の恵比寿とフグの画像えびすとフグの着物文様画像名古屋帯の恵比寿とフグの作家物画像和文様のフグ模様画像和テイストの恵比寿模様画像名古屋帯の作家物画像

恵比寿様が、ロデオのようにフグに乗っています。

いや~、目出鯛・目出鯛。

でも、何かおかしくないですか?

恵比寿様といえば、鯛が付き物じゃないの!!

それなのにフグと一緒!?

もしかして俺、酔っ払っているのじゃないの?

そこで私は、考えました。

もしかするとこれは、フグじゃなくてフクじゃないのか。


金沢市では、河豚を通常フグと呼びます。

山口県下関市や福岡県福岡市・北九州市周辺では、それをフクと呼ぶそうです。


その理由については、諸説あるそうです。

まず、フグは「不具」や「不遇」に繋がると、嫌するという説。

そのためフグをフクに言い換えて「福」に転じるという説。

また、フグは「膨れる」からフク。

そして料理業界では、フグの身を布に包んで一晩寝かせて、熟成したことに由来して「布久」とする説。

これらは、基本的に語呂によって縁起を担ぐという言霊信仰から来ているようです。



ここで話は、大きく変わります。


私は以前、妻とともに最大にして最高級のトラフグを食べたことがあります。

思い起こせばそれは、バブルの頃でした。

鉄刺に始まり、鉄皮・唐揚・茶碗蒸し。

特に格別なのは、白子の塩焼と天麩羅。

勿論、飲み物はひれ酒。

そして、フグ鍋と進み〆は、フグ雑炊。

そしてそれは私達にとって、人生においての至高の逸品でした。

お代は、飲み物代別で2人で10万円!!



話は、またまたワープします。


あなたは、石川県の天然フグの漁獲高が、全国一であることを知ってますか。

えぇぇ~、そんなの嘘だぁ~。

だって下関が、一番のはずだょ~。

ねぇ~、みんながそう思っているでしょう?

でもこれは、本当に本当なんです。

石川県が、間違いなく全国一位です。



農林水産省が、2016年12月27日に公表した統計によると、2015年の石川県の天然フグ漁獲高は、691トンです。

また、2011年が1025トン・12年が592トン・14年が717トンでした。

意外なことに石川県が、フグ産地であの有名な山口県や北海道・福岡県を抑えて、5年連続日本一です。


しかし、そのほとんどが下関や大阪に出荷されているため。

この事実は地元でもあまり知られていません。


このため七尾市内の水産卸会社や漁業者など9社は、2013年に「能登ふぐ事業協同組合」を発足させて、県内各地で能登ふぐを扱う店を増やしてきました。

また2016年には、加盟店が49店となったことを機にパンフレットを作製しました。

このパンフレットには、丼やパスタ・懐石コース・一夜干しなど各店一押し商品が、写真付きで紹介されてます。

そして、地産地消能登で味わう「ふぐ料理」と題する日帰りバスツアーが、ほっこく観光から1月・2月限定で企画されています。

因みにその旅行代金は、大人9,500円・小人8,500円となっています。


どうです。

あなたも2箔3日の旅で、金沢と能登を満喫してみませんか。





最初にご紹介した恵比寿福の帯は、落款付のとても粋な帯です。

近日、着物10選りすぐりの逸品で出品予定です。

是非あなたもオークションに参加して、今年のフクを占ってみませんか。

(何や、やっぱり宣伝かい!ヽ(`Д´#)ノ)



今回の担当は、達じいでした。

あんやと。



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2017年1月10日火曜日

ここだけの生きた甘エビ

ここだけの生きた甘エビ

石川県志賀町の富来漁港で1月7日、「籠漁-かごりょう-」による甘エビが、今季初めて水揚げされました。

籠漁とは、ニシンを餌に円筒形の籠を海中に沈め、エビを誘い込む漁法です。

そのため底引き網と比べ、身を傷めず生きたまま出荷できるのが特徴です。

沖合で獲れた甘エビは、透き通るような赤色で、お腹には青子と呼ばれる卵でいっぱいの上物です。

その身の味は、とろ~りと甘く冷凍物とは別格です。



この籠漁を行っているのは、県内ではここ石川県漁協組合西海支所だけです。

8日には、町のふるさと納税返礼品などとして、東京や千葉などに約100ケースが送られました。

そして、10日には金沢市の近江町市場の店頭にも並びます。



このエビを西海支所では、「能登とき海老」としてブランド化しようとしていますが、あまり浸透していないようです。



この「能登とき海老」には、凄い食べ方があります。

何とこの甘エビが、酸素パックの中で生きたままなのです。

そのビニール袋中には、まるで水族館のように甘エビが泳いでいます。

これを見たお子様は、きっと喜ばれることでしょう。



そして、肝腎な味です。

まずあなたは、ビックリすることでしょう。



その甘エビは弾力があり、噛み切れないと思う程です。

そして、いつもの甘エビよりも甘みが少ないと感じると思います。

また、活甘エビは1日位生きていますが、死んでからさらに1日位たった頃から甘くなります。



少しお高くなりますが、この2つの食感を経験してみることで、石川の恵みの奥深さを実感できると思います。



今回の担当は、達じいでした。

あんやと。



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2017年1月5日木曜日

金沢は紅白餅

明けましておめでとうございます。

今年が、皆様にとって輝ける一年になられますように心からお祈り致します。


さて、お節料理は如何でしたか。

お餅は、何個食べましたか。


金沢のお雑煮は、鰹節や昆布・寿留女(するめ)で出汁をとり、紅白の丸餅を入れ上にネギかセリを乗せて頂く、とてもシンプルなものです。

その理由は、金沢のお節があまりにも豪華なためお雑煮くらいは、あっさりしたものを食べようということだそうです。



ところで皆さんの地元では、角もちと丸もちのどちらですか。

昔から東の角もち、西の丸もちと知られています。

そして、その東と西の境目は、天下分け目の戦と知られる岐阜県関ヶ原あたりとも言われます。

金沢は、ちょうどその東西文化の境界線にあたります。

しかし、武家社会にかかわらず京文化の影響からか、味覚的にはそのほとんどが関西風です。


それでは、東の角もちと西の丸もちの違いは、何なのでしょうか。


まずは、丸もちから。

金沢(西日本)では、もちを搗きひとつひとつを手でこねて作ることが一般的です。

一方、武家社会であった東日本では、「敵をのす」という語呂に因んだ縁起から「のしもち」を切った角もちを使う傾向がありました。

そして、江戸時代になると人口が急増した江戸では、のしもちを切り分けて大量に生産できる角もちが、急速に広まったと言われています。



それでは、今日の主題である「金沢は、紅白餅」に戻りましょう。

これが、我家の鏡餅です。


石川県のみの紅白餅

一番上に橙、そして「上に紅、下に白」のお餅を飾ります。大変簡素なものですが、庶民にはこれで十分です。

しかし、観光客の中には、これを見て非常に驚く人がいます。

何に驚くかというと、紅白のお餅にです。


我ら金沢人にとっては、紅白の餅が当り前です。


彼らは、一体何でビックリしているのだろう?

その訳を詳しく聞いてみると、お餅は白と白が当り前だと言うのです。

紅白なんて他所にはないよ~~。

ええ~。今度はこちらが驚く番です。


そこで早速、調べてみました。

そしてそこには、深い由来がありました。


時は江戸時代、1802(享和2)年。

加賀藩第12代藩主前田斉広(まえだなりなが)が、藩主となって初めてお国入りした際、新春を祝うために「上に白、下に紅」の鏡餅が献上されたと伝っています。

それが、庶民にも伝わり金沢の鏡餅は、紅白になったそうです。


えっ、「上に白、下に紅」って、現在と逆様じゃないの~?


そうなんです。ここにも謎があります。

それは、紅白の餅が広まった際、庶民がお殿様と同じでは恐れ多いと上下(白と紅)を逆にしたのが謂れだそうです。


今回調査してみて、金沢は知れば知るほど面白い街だなと改めて感じました。



今日は、新春に因み達じいが担当させて頂きました。

本年もよろしくお願い致します。


あんやと。


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2016年12月21日水曜日

うんまい金沢 海鮮編 その2 3-3


第2位 香箱ガニ


1.美味しい食べ方

香箱ガニは、加能ガニの雌ガニです。

甲羅の中には、オレンジ色の未成熟卵である内子(うちこ)やカニミソが入っています。

そして、お腹には茶色の粒状の受精卵である外子(そとこ)が、ビッシリとつまっています。



食べ方は、やはり茹でて二杯酢で食べるのが一般的です。

その他には、軍艦巻きや炊き込みご飯でも美味しく頂けます。



2.カニ面

そして、金沢人の密かな食べ方として、おでんのカニ面があります。


カニ面とは、足などから身を全て取り出しカニの甲羅につめて、おでんとして煮込んだ物です。

これがおでんの出汁に浸みて、たまらなく美味しいのです。

価格は、大体1,200円から2,000円位もして、少々お高くつきます。




その昔カニ面は、小金持ちのお大尽しか食べられない隠れメニューでした。

しかし、昨年テレビ番組「ケンミンショー」で取り上げられてからは、金沢市内のおでん屋に大挙押しかけるようになってしまいました。

そして彼らは、口を揃えて「とにかくカニ面、カニ面をくれ」と言うのです。



そのため地元常連客である達は、気兼ねして注文できないネタとなってしまいました。



だってそれは、ネタ(正式にはおでん種)として商品になるまでに、もの凄い手間がかかっていることが、品格優れたおじさん達には、わかっているからです。



そして遂には、あまりにもカニ面を注文する観光客が多くなってしまいました。


しかし、ここで予期せぬ事が起きました。


それは、目の前の鍋にカニ面があるのに注文すると、これは予約のお客様用だと断わられるお客さんが、続出したのです。

そこで仕方なく、おでんの老舗と知られる「赤玉本店」では、今季の予約によるカニ面販売をとりやめました。



この様に金沢人は、自分達の固有の文化が、あまりにも急激に変化することに、戸惑っているのが現状です。



なお、カニ面には2つの流れがあります。

カニ面発祥店である、「菊一」さんでは、甲羅にカニ身を全て入れ、カンピョウで絞り煮込む方法です。

そして、前述の「赤玉本店」さんでは、それに練り物を加え煮込みます。


どちらも美味しいことは、保証済です。



しかし販売期限は、12月29日に迫っていることをここに改めて付け加えます。



3.香箱ガニの価格

香箱ガニは、加能ガニに比べて非常に安く手に入ります。

大体、1杯300円から3,000円位です。

特にその価格が、1杯1,500円を超えるくらいからより美味しくなり、3,000円も払えば加能ガニを凌ぐ美味しい香箱ガニに出会えるかもしれません。


その美味しさは、繊細で旨みが強く、私はむしろ香箱ガニの方が好きです。


しかし、特に北海道出身の方は大きなカニに慣れているせいか、香箱ガニを木葉ガニ(こっぱガニ)とかクズガニと呼ぶこともあるようです。



4.美味しい香箱ガニの見分け方

① 大きいこと

② 重いこと

③ 外子が赤黒いこと

香箱ガニもより大きければ大きい程、味わいが深く美味しくなります。

また、外子がオレンジ色よりも赤黒くなっているカニの方が濃厚な内子が多く詰っています。



5.何故、金沢のカニは特別美味しいのか

金沢のカニは、他所よりも格段に美味しいと断言できます。

それには、いくつもの必然的な理由があります。

その理由は、以下の通りです。


① 漁場は、暖流と寒流のぶつかる位置にあり、プランクトンが多い。

② そのためカニの餌となる魚が多い。

③ 激しい潮流に揉まれることで強いカニになる。

④ 漁場には、カニの生息域である水深200mの大陸棚が広がる。

⑤ 漁場の水温は、カニの好む2.5℃である。

⑥ 漁場が港から30kmと近く、日帰りで漁ができる。

⑦ そのため鮮度が良い美味しいカニが、店頭で購入できる。


以上の項目は、橋立港の事例である。



どうです。

あなたも美味しいカニを食べたくなってきましたか。



是非この冬、金沢のカニを堪能しに来て下さい。



今回の担当は、達じいでした。

なおランキング形式は、今回で終了させて頂きます。

今後は、より幅広いテーマで金沢の魅力を発信して行きます。



あんやと。





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2016年12月20日火曜日

うんまい金沢 海鮮編 その2 3-2

第2位  加能ガニ


1.美味しい食べ方

加能ガニ(石川県で獲れたブランドガニ)には、水色のタグが付いています。

その食べ方は、塩茹でして食べるのが一般的です。

カニミソのたっぷり入った甲羅に足や爪の身をほぐして入れ、混ぜ合せた身を二杯酢につけて口の中に。


あぁ~美味しい。


思わず嘆息が、漏れます。

まさに1年に数度しかない至福の時です。



食べ終わる直前、甲羅にカニミソとカニ身を少し残し、ここに熱燗を注いですするのが通の食べ方です。

他にもカニすき鍋や酢の物・味噌汁など美味しい食べ方が、色々あります。



また、少し贅沢な人気の食べ方があります。

刺身は、氷水につけると花が咲いたように開き、トローリとした極上の甘みを感じることができます。

焼きガニには、プリプリとした食感と、まるでバター焼きをしたような濃厚な旨みがあります。

お好みによっては、すだちを絞ったりレモン汁をかけて召上がっても結構です。



ただし、刺身や焼ガニ・しゃぶしゃぶは、活ガニである必要があるため多少高くつきます。




2.加能ガニの価格

加能ガニは、1匹約2,000円から20,000円位で買うことができます。

その価格の差は、重さや大きさ・短足・足折れなどの基準で分けられます。

因みに加賀市の橋立港では、約100種もに分別されるそうです。



先程、カニが1匹いくらと記しましたが、正式な単位では、1杯・2杯と数えます。

これは、カニを茹でる時に大きな篭を使ったことに由来するそうです。




3.美味しい加能ガニの見分け方

美味しいカニの見分け方には、目利きのポイントがあります。

下記にそれを列挙します。



①加能ガニの証明である水色のタグがついていること。

②お腹が、ピンクや飴色であること。

③重たいこと。

④甲羅が堅いこと。

⑤はさみが大きいこと。

⑥甲羅にカニヒルの卵(通称ムシ)が沢山ついていること。



カニは、何度も脱皮を繰返しながら成長します。

また、その脱皮をしてからの歳月が多いほど、ムシが多くつきます。

つまり、少し気持ち悪くなるような見た目のカニほど美味しいのです。

因みに橋立港近くの直売所では、カニの身の入り具合が解り易いように、お腹を上にして並べていることが多いようです。

一方、金沢市内の近江町市場では、見映えが良いように甲羅を上にしてある場合が多いように思われます。




4.カニの2つの欠点


そんな美味しい加能ガニにも残念なことに、2つの欠点があります。

まず1つは、高いお金を出して食べてもお腹が膨れないことです。

もっと大きな欠点は、とても食べにくいことです。


カニの身をほぐして食べるには、大変面倒で労力が必要です。

カニの身ほぐし専用のスプーンもありますが、身を出しているうちに疲れてしまい、もう食べなくていいやとなってしまいます。

とにかくカニを食べるには、努力と根性がいります。

しかし、それこそがカニを食べる喜びだと豪語する強者もいることも確かです。



でも、カニ初心者の方もご安心下さい。

金沢のほとんどの飲食店では、食べやすいように全て処理しています。



えっ、お前はどっちのタイプですかって?



僕は、カニ足などから全て身をほぐして、甲羅に入れてくれなければ、一切カニを食べません。



だって俺は、昭和の男だから!!



うちでは、いつも愛しい女房が、カニの身をほぐしてくれています。

これが、じいさんの細やかな幸せです。




次回は、香箱ガニの美味しい食べ方や見分け方について述べます。

そして何故、金沢のカニが特別に美味しいのかという謎に迫ります。




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2016年12月19日月曜日

うんまい金沢 海鮮編 その2 3-1

第2位 ズワイガニ・コウバコガニ


金沢の冬の味覚の王様は、何といっても

ズワイガニ(加能ガニ)コウバコガニ(香箱ガニ)です。



金沢人は、毎年カニ解禁を心待ちしています。





ところが今年、大変な事が起こりました。





実はカニ漁は、毎年11月6日午前0時解禁と決まっています。

そのため漁師達は、11月5日夜に港を出発し、漁場に待機して午前0時を今か今かと待ち続けます。

そして、午前0時の解禁と同時に網を仕掛けます。

それから昼頃まで漁をして、夕方には初競りにかけます。



こうしてその大漁のカニが7日早朝、金沢中央卸売市場で競られ、その日の午前中にはスーパーの店頭に並びます。



こんな当たり前だと思っていたことが、今年は駄目になってしまいました。






それは、11月5日に風が強く大しけのため、石川県内で約100隻の漁船が、出港中止となってしまったことです。

こんな事は、69才になるベテラン漁師さんにとっても過去30年で、初めての経験だそうです。



実は、金沢市内のスーパーでは、11月7日のカニ解禁に合わせて、何日も前からチラシを刷って、朝刊に挟む予約をしています。

そして、煽りに煽って、カニ初売をアピールします。

また、高級料亭や旅館では1年も前から予約が殺到し、11月7日の夜は満室が通例だそうです。




こんな状態なのに肝心のカニがないのです。


えっ、それでどうなったかって?




残念ながら(?)安心して下さい。

そこは流石に商売人。

兵庫県産や鳥取産・ロシア産でまに合わせたそうです。





ここで県外の方には、とても申し上げにくいお知らせがあります。

それは皆さんが9月や10月に金沢に来て、おいしい美味しいと言って食べたカニは、金沢産(石川産)ではないということです。




改めて申し上げます。

金沢では、地元産ガニの食べられる期間が、決まっています。




加能ガニでは、毎年11月6日から翌年3月20日までです。

また香箱ガニは、11月6日から12月29日までしか食べられない決まりです。


何とその香箱は、あと2週間しか食せません。

どうぞ皆様、急いで金沢においで下さい。




次回はカニの美味しい食べ方と上質なカニの見分け方について述べます。

そして、何故金沢のカニが美味しいのか、その謎について説き明かします。


どうぞお楽しみに。





今回の担当は、達じいでした。

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2016年11月8日火曜日

うんまい金沢 海鮮編 その1

観光客の皆様が金沢に期待する味は、何と言っても海鮮だと思います。


そして、これから冬を迎え増々美味しくなって行く季節でもありま
す。


そこで、生粋の金沢人から見た美味しいお魚を独断と偏見を持ってランキングし、皆様にご紹介したいと思います。


第1位  ノドグロ


金沢のお魚でお勧めナンバー1は、ズバリ

ノドグロです。



その名の由来は、口を開けて見ると喉の奥が黒いことから来ています。

金沢以外の地域では、アカムツという名前が一般的だそうです。



ノドグロは、白身のトロとも呼ばれています。

その身は、脂が乗り柔かくお刺身でも大人気です。


また、それ以上にお勧めするのは、焼魚です。


お頭付のノドグロを焼いて醤油をかけると、その身の脂で醤油が弾かれてしまう程です。

そして、食するとタップリの脂が液体として浸み出し、口の中でとろける様に消えていきます。



ああ~美味しい。



思わず至福のため息がこぼれます。

もし、お寿司屋さんで食べる機会があれば、2貫のうち1貫にムラサキを付け食べ、もう1貫をガズバーナーで軽く炙ってもらって下さい。


そうすればあなたは、


全く違う感触の極上の旨味


を味わうことでしょう。



そのノドグロの唯一無二の欠点は、あまりにも高級魚であることです。

もっとハッキリ言うと、高過ぎるということです。




ノドグロは、寿司屋や割烹店などで食べられますが、そのお値段はほとんどが時価です。

時価とは、その時々の仕入相場によって値段が変わるということです。

そのためお召し上がりになる場合には、まずお値段を確かめてみることをお勧めします。



そのことは、とても勇気のいる行為ですが、安心して楽しむためには、ほんの少しの努力が必要です。


特に焼魚の場合には、お頭付なのか切身なのか聞いてみて下さい。

できれば、その魚のサイズも。


その理由は、大きければ大きい程、脂が乗っているからです。



その際に嫌な顔をしたり、つっけんどんな態度をするお店は、決して良いお店とは言えません。


しかし、もしも職人さんがにこやかに教えてくれれば、そこはとても良いお店です。



これをあなたのお店を評価する判断基準にして下さればと思います。



そして最近では、値段を明示するお店も増えてきていることをここに付け加えます。





ここでもしもあなたが、もう少しお手軽にノドグロを食べたいと思うならば、金沢市内の近江町市場に行ってみて下さい。


そこには、多くの魚屋さんが並び、ノドグロが売られています。


実は金沢には、全国各地からノドグロが集まって来ます。

その理由はズバリ、需要が多く高く売れるからです。



特にテニスの錦織圭選手が、女性レポーターの「日本に帰ったら食べたい物は、何ですかぁ~」という質問に「ノドグロが食べたいです」と答えてからは、一段と高くなってしまいました。



金沢に入ってくるノドグロの産地のメインは、地元産・長崎県産・韓国産です。


地元産は型の大きな物が多く、高価でとても手が出ません。

主に高級料理店の御用達です。


長崎産は、鮮度が良く入荷量も多く、手に入り易く味も良いものです。

家庭のグリルで焼けるサイズかつ脂の乗った物は、1匹1,500円位で手に入れることができます。
(これは勿論、その日の相場次第です。)



私の一番のお勧めは、韓国産です。

韓国産は、何故かもの凄く脂が乗っているのです。

しかも、1匹1,300円位という安さ!?です。





~追憶~


うちは、5人家族。



それは3人の子供達が、まだ幼かった頃。

年に1度だけ、大奮発して4匹のノドグロを買って来た。


まずは、子供の前に1匹ずつ並べる。

食え食え、おいしいからいっぱい食えと子供達に言う。


俺は一口だけ食べ、美味しいなぁと唸る。

そして、俺はもういいからお前が食えと、妻の前まで皿を押す。




貧しい中での贅沢感。

仕事頑張ろう。

そして、俺も一匹分食べれるよう稼いでやる。


あれは、晩秋の長い夜のこと。






いやいや、話が横道にそれてしまいました。


お話を近江町市場まで戻しましょう。




市場でのノドグロの値段は、お魚屋さんによって大きく違います。

また、その日の相場によって大きく変わります。


先程の参考売値は、今年の9月末に数あるお魚屋さんをまわり、小1時間かけ調べ実際に買ったお値段です。


しかし、同じ様な大きさのノドグロでお値段が、2倍も3倍も違っているお店がありました。



特に気をつけなければいけないのが、1匹いくらと明示していないお店が数軒あったことです。



ある店でこれいくらですかと尋ねると、凄く高い値段をふっかけられました。


きっと私を観光客だと見なして、ぼったくろうと思ったのでしょう。

私は「勉強になりました」と嫌みを言って、その店を離れました。



それはおそらく、その店の方針でそう言わされていると思うのですが、同じ金沢人としてとても恥ずべき行為だと思います。



私は、金沢が誇る近江町市場を少しでもここち良く、皆様に味わって欲しいと願います。



どうか皆様にお願い致します。




金沢に来てお美味しいノドグロを食べて、もっともっと金沢と金沢人を好きになって下さい。




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あんやと。

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