ここだけの生きた甘エビ
石川県志賀町の富来漁港で1月7日、「籠漁-かごりょう-」による甘エビが、今季初めて水揚げされました。籠漁とは、ニシンを餌に円筒形の籠を海中に沈め、エビを誘い込む漁法です。
そのため底引き網と比べ、身を傷めず生きたまま出荷できるのが特徴です。
沖合で獲れた甘エビは、透き通るような赤色で、お腹には青子と呼ばれる卵でいっぱいの上物です。
その身の味は、とろ~りと甘く冷凍物とは別格です。
この籠漁を行っているのは、県内ではここ石川県漁協組合西海支所だけです。
8日には、町のふるさと納税返礼品などとして、東京や千葉などに約100ケースが送られました。
そして、10日には金沢市の近江町市場の店頭にも並びます。
このエビを西海支所では、「能登とき海老」としてブランド化しようとしていますが、あまり浸透していないようです。
この「能登とき海老」には、凄い食べ方があります。
何とこの甘エビが、酸素パックの中で生きたままなのです。
そのビニール袋中には、まるで水族館のように甘エビが泳いでいます。
これを見たお子様は、きっと喜ばれることでしょう。
そして、肝腎な味です。
まずあなたは、ビックリすることでしょう。
その甘エビは弾力があり、噛み切れないと思う程です。
そして、いつもの甘エビよりも甘みが少ないと感じると思います。
また、活甘エビは1日位生きていますが、死んでからさらに1日位たった頃から甘くなります。
少しお高くなりますが、この2つの食感を経験してみることで、石川の恵みの奥深さを実感できると思います。
今回の担当は、達じいでした。
あんやと。
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