着物10

2012年4月22日日曜日

浴衣



皆様こんにちは、岩瀬です。


金沢はだんだん暖かくなって来ましたが、皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか?


今日は暖かさをちょっと先取りして、浴衣について調べてみました。




まず『浴衣』という字。
実は当て字です。
元々は『湯帷子(ゆかたびら)』と呼んでいました。


帷子とは、汗をとるための薄い着物のことで、
江戸時代ごろから単の着物のことを称するようになりました。

湯上りに着る帷子だから『湯帷子』。
意外と単純なネーミングです。
これを省略し、『ゆかた』となり、当て字で『浴衣』となりました。


さて、浴衣の語源がわかったところで、一つ疑問が生じます。
浴衣は元々『湯上りに着る』湯帷子であったのなら、
いつから現在のように『夏に着る薄手の着物』を指すようになったのでしょうか。


正解は意外と古く、江戸時代からです。
そこから現代まで繋がり、今でも愛されているのですね。
普段は着物を着ないのに、お祭りなどには浴衣を着て行く人も、沢山いますよね。
そこから少しでも着物を好きになってくれると、個人的には嬉しいです。


それでは今日はこのへんで。


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