2017年4月17日月曜日

快適性と風情を求めて、金沢古民家風貸家再生「涌波ロッジ」


快適性と風情を求めて金沢古民家風貸家再生「涌波ロッジ」


2015年3月14日に北陸新幹線が、開業してから2年余り経ちます。

この開業効果もあって金沢は、観光客やビジネスマン・国際会議や学会出席者などで大賑わいです。

その影響からホテルや旅館は、満員状態になることが多く、その数が不足気味となっています。

そして北陸新幹線開業後、石川県内に支店や営業所を設けた企業が、この2年間で68社にのぼったそうです。

またこの間、撤退した企業は、わずか1社のみとのことです。

現在の金沢には、ビジネスチャンスが溢れているようです。


また、この影響により人手不足や賃金上昇、人材の移動などが顕著化しているそうです。

そこで企業各社は、給料のベースアップや福利厚生制度充実に、懸命に努めています。

その一環として、社宅の確保が挙げられます。

また、金沢には転勤族も多いため、その任期も不定期になりがちです。

そこで金沢にいる時くらいは、金沢風情を楽しめる住宅に住みたいという希望の声も高まってきているそうです。


このニーズに注目した金沢市の不動産業者と建築会社が、タッグを組んで全く新しい発想で「街づくり」に取り組みました。

この企画は、地元の「高山不動産」が手掛け、住宅のリフォームや新築を施工する「日本美装」が金沢市涌波(わくなみ)の住宅街にある築40年ほどの住宅5棟を古民家風にリノベーション(改修)したものです。

また、貸家5棟が並ぶ敷地内の門や塀なども日本の伝統的な様式に仕上げ、住宅だけでなく景観全体で「町家」をイメージしたのが特徴です。

この斬新な貸家街は「涌波ロッヂ」と名付けられました。


ところでおじさんは元来、土木工学の設計技師であり、専門分野は「都市工学」と「工事積算」でした。

そんな私がご縁あって、十数年前からこちらで働かせて頂いています。

そして着物10は、年寄にも優しい企業であることに心から感謝しています。

本当にありがたいことです。

あんやと、あんやと アリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー


昔取った杵柄でおじさんは、都市計画や地域振興に対し、とても興味があります。

そこで早速、先日の日曜日に開催された見学会に、妻を伴って行ってきました。

「涌波ロッヂ」に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、木製の「冠木門(かぶきもん)」です。
木製の冠木門

そして、冠木門の横に広がるのは、風通しの良い日本伝統の「大和塀(やまとべい)」です。
風通しの良い日本伝統の大和塀

その前にあるアーチ状の薄茶色のものは竹製で、用水路への歩行者転落防止用の「犬矢来(いぬやらい)」です。


白い建物は、大家さん所有の蔵です。
大家さん所有の蔵


それでは涌波ロッヂの各棟が、内部見学できますので覗いてみましょう。

ここで面白いことには、各棟ごとのテーマカラーが決まっていることです。

それは、少し難しい色彩となりますが、順にご紹介しましょう!。

壱号棟から伍号棟まで、それぞれ「臙脂(えんじ)の家」「藍(あい)の家」「黄土(おうど)の家」「草(くさ)の家」「古代紫(こだいむらさき)の家」と名付けられています。

そして、これらの色の名は「加賀友禅」に使われる「加賀五彩」に由来しています。

また各棟の玄関前には、郵便受上方に、それぞれのテーマカラーの木製プレートが、取り付けられいます。

これは「臙脂(えんじ)の家」(以下、えんじ)の木製プレートです。
臙脂の家の木製プレート

各棟の外装は、白い壁と黒い下見張りで、レトロでお洒落な感じです。
白い壁と黒い下見張り


さあ、建物の内部を見学してみましょう。

「えんじの家」の内部です。

えんじ色とは、黒味を帯びた深く艶やかな紅色のことです。

これは、早稲田大学のスクールカラーとしても有名です。

まずは、玄関です。

えんじ色のクロスに動物の人形が、ディスプレイされています。
玄関のえんじ色のクロスに動物の人形

ちなみにこちらの棟では、えんじ色をテーマに内装がなされ、家具類などもイメージ例として設置されています。

それぞれの間取りは、5棟とも3LDK です。

こちらは、玄関から見たエントランスです。
玄関から見たエントランス

そしてこちらは、10.5帖のLDKと6帖の和室です。
10.5帖のLDKと6帖の和室

備え付けのキッチンです。
備え付けのキッチン

リビングのテーブルとスタンドです。
リビングのテーブルとスタンド

奥の和室です。
奥の和室

ここには室内物干し場があり、特に冬場はとても助かります。

また窓は、ペアガラスでとても暖かくかつ涼しくて、結露防止にもなります。

そして付け加えるならば、金沢はとても湿気が多い街です。

そのため加湿器ではなく、除湿器が必要となります。


余談になりますが、金沢では多くの雪が降ります。

そのため冬は、とても寒く感じます。

それで、室内温度を24度ほどに保つ家庭が多いそうです。

これは、全国的にみても高めといわれているらしいと、聞いたことがあります。

このため「アイス大好き金沢人、超人気金箔ソフトも!」でご紹介したように私達は、暖かいお部屋でアイスクリームを食べるのが大好きです。


それでは、室内見学に戻りましょう。

お風呂場です。
1坪ほどのお風呂場

その広さは、1坪あります。

ちなみに昔の家では、お風呂場は0.75坪が標準でした。

当然のことながら、我が家のお風呂は0.75坪です。

しかし最近では、子供と一緒に入るためには、広いほうがいいとの理由で、1坪タイプが主流だそうです。

そのためこれを企画した高山不動産は、もともとの0.75坪の風呂場をわざわざ増築し、1坪の風呂場に改装したそうです。

洗面所です。
シンプルな洗面所

とてもシンプルで、使い易いそうです。


さぁ、2階へ上がってみましょう。

階段は、さすがに昔の家らしくとても狭く急に感じます。
狭くて急な階段

そして、1階に降りる時はもっとこわそうです。

手摺りのついた階段

でも、手摺りがついています。

これは、おじさんにもうちのおばさんにとっても、とてもありがたいことです。

こちらは、2階6帖の寝室です。
2階6帖の寝室

素敵なベッドが、設置されています。
素敵なベッド

何か、リゾートホテルに来たような気がしてきました。m(;∇;)m うれしすぎるっ!
リゾートホテルに来た気分

また天井は高く、太い梁(はり)を見ることができます。
天井にある太い梁


天井も耐震補強

なお、これらの建物は、耐震補強もされているそうです。

お隣りの6帖のお部屋です。
お隣りの6帖のお部屋


ここまで室内見学したおじさんは、とても住み易すそうな家だと思いました。

そして、若き女性スタッフから、のびやかな感性を受けました。


とても素敵なレイアウトです。


また、先程も少し触れましたが、金沢は大変雪の多い所です。

そのため、大雪が降ると「雪すかし」をしなければなりません。

ちなみに金沢では「雪かき」や「除雪」のことを「雪すかし」と言います。

この雪すかしが都会の人にとっては、結構辛いそうです。

そして多くの人が、雪すかしで筋肉痛になったり、腰を痛めたりするようです。

特に赴任1年目が、要注意です。


金沢市街地は、道が狭く家屋が密集しています。

そのため除けた雪を置くスペースに困ることが、多々あります。

しかし、この涌波ロッジには、雪を運び積み上げて置く場所が十分にあります。

また、1棟に付き2台以上の駐車場が、確保されています。

ここは、住む人に優しい街だと感じました。


私達は、いきなり増えた観光客や異国の方に、少し戸惑っています。

それでも何か自分達にできるおもてなしが、あるのではないのかと自問自答しています。


その一つの表現手段が、この「涌波ロッヂ」であると、おじさんは受け止めています。




あんたもいっぺん金沢に住んでみまっし~。ふははは┗( ̄▽ ̄;)┓=3=3=3=3

ほやほや、そうしてみまっしね。(そうよ、そうよ、そうしたらいいね。)

今回の担当は、達じいでした。

あんやと。┗|*`0´*|┛┗┫´,_ゝ`┣┛┫ ̄旦 ̄┣

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