2011年11月21日月曜日

ニヤリポイント多めの

こんにちは岩瀬です。

先週に引き続き、最終選考まで残ったものの、惜しくも大賞を逃した方を紹介します。

東京都の青山杉子さんのお写真



コメント
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大正時代をイメージして撮って貰った写真です。
場所は谷中付近です。
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これはかなり本気度の高いアンティークですね。
小物までまったく抜かりのない、全体を通して攻めのコーデでありながらアンティークの要素を着物以外でも感じさせます。
そう、実はこの手に持っている本に注目なんです。
ブレていて分かりづらいですが、これは91年に発行された「ちくま日本文学全集」の17巻目。
泉鏡花の作品集なんです。
これがなぜ注目なのかというと…そうなんです、ご存知の方ももちろん多いと思いますが、泉鏡花は金沢市出身なのです!
さりげなく写真でアピールしているのか、たまたまなのか…
弊社の所在地が金沢市だから狙って泉鏡花にしたのでしょうか、だとしたら、ありがとうございます。
この写真を見たとき、はじめは何か本を持っているなという程度しか思わなかったのですが、よく見ていると、帯コピーが目に入りました。
「肉は燃える、血は冷える」このコピーでようやく気づきました。
この本には9作品が収録されていて、中でも私は歌行灯ぐらいしか読んだことはないのですが、とても面白かったです。
泉鏡花は着物の描写が丁寧なことで有名ですが、青山さんはこのことも含めてこの本を持った写真を選ばれたのかと思うと脱帽です。
ダブルミーニングどころかトリプルミーニング…?もっと沢山の意味が込められていそうですが、いやはやあっぱれです。
こういうニヤリとしてしまうポイントが盛り込まれた写真は、それだけで話が弾みますね。
そんな素敵なお写真ありがとうございました。

残りの3枚も貼り付けておきます。
では、今日はこのへんで。








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